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2018.4.18

「撤退」と「集中」

久しぶりに、戦略的なことを
書こうと思います。

 

(ちゃんとこちらのほうも、
勉強しているのだということを
分かってもらわないとね・・・)

 


先日、業績をどんどん伸ばしている

ある企業の経営発表会に

参加しました。


毎年その発表会に
参加させていただいているのですが、
本当に圧巻です。

 

間違いなく、福井の若手経営者
と呼ばれる方々の中でも、
指折りの経営者で、
「人格」と「戦略」、

ともに優れていて

私が尊敬する経営者です。

 

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発表会を聞いた後、
自分と何が違うのか?

自分たちと何が違うか?
真剣にじっくり考えてみました。

 

何に投資するか?を決め、
決めたものに対して、
シンプルに深堀すること。

集中するためには、

捨てるものもないといけない。

 

この「撤退」と「集中」。
これがすごいのです。

 

経営者は、アンテナが高く、日々
色んな案件が舞い込んでくるので、
全部やりたくなってしまいます。

 

そういうチャレンジ精神や

チャンスをテイクする嗅覚は
経営者として大事だと思いますが、
それを全部、やろうとすると
結局何をやりたいのかが
分からないし、
結局何のノウハウも残らない。

 

「二兎追うものは一兎も得ず」
です。

 

今までのホリタは
これに近かった。

 

何でもやります!という姿勢が
逆に「この会社何をやりたいの?」
という風に思われる。

 

そして社内にも何もノウハウが残らず、
属人的になってしまう。

 

横に事業を広げる。
ということと
縦に事業を深堀する。
ということ。

 

横に広げるのではなく、
縦に深堀りすること。が
今の時代は大事なんですね。

 

昔は、経済も伸びていたし、
人口が増え、それに伴い
需要が伸びていたので、
何でも色々やってよかった。


リスクを取って、
早くにやったものが勝つ。

そしてそれなりに存続できる。

ということが往々にありました。

 

ですが今の時代は、
先にやったはいいけど、
戦略がしっかりしていないと
全社員、共倒れになる。

 

全てが垣根なくボーダレスで
需要よりも供給が多い、
オーバーストアーの時代。

 

横に広げて「沢山やっているよ!
良いだろう!すごいだろう!」

 

という時代ではない。
ということです。

 

では、
商品の取り扱いジャンルを

増やすことは、

横に広げている。
と言うことになるのでしょうか?

 

それは商品によります。

 

ホリタの場合は、
学ぶこと・働くことを
応援する企業ですから、
それに伴わないものは、
取り扱いNGです。

 

模索しながら色々ジャンルを
増やしてきました。

 

その中には、

ランチがあり、

バッグがあり、
ハンカチがあります。

 

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これらは、お客様からすると、
文具と一緒にまとめて、
職場で使う用で買いたい。

勉強する場で使いたい。

 

と思ってもらえるジャンル
だから採用しています。

 

これは、
横に広げているのではなく、
縦に深堀りしている。

 

経営用語でいうと、
「業態化」です。

 

「一つの場所で準備したいものが
全部揃う!わぁ、便利!」
という価値の提供です。

 

今、ドラックストアが、
生鮮食品をやりだしています。

 

これも横に広げているのではなく、
縦に深堀りする、業態化です。

 

これは、忙しい現代の女性は、
ドラックストアとスーパー両方
行く時間が惜しい。

 

だったら、
ドラックストアで全部揃いますよ!

 

というお客様の立場に立った

考えから来ています。

 

ドラックストアがここ二十年で
伸びたのは、そういう業態化を
着実に進めて言ったからです。

 

文具屋さんは文具の域を

脱していないのですが、
ドラックストアは薬の域を

脱している。
それがこの差です。

 

 

経営発表会を見て、
如何に自分たちに
「撤退」と「集中」の
戦略が足りていないか?が
良くわかり、深く反省しました。

 

深掘りすると
集中しているからこそ
見えてくるものがあります。
そして、ずっとそれを続けていると
「他社にまねできないこと」
が増えていきます。
いわゆるノウハウです。

 

「継続は力なり」

 

無駄なことにエネルギーを
割くのではなく、
やることを絞って「集中する」
というのが大事なんですね。

 

何に「集中」するかを決める。

そしてそのためにも何を

「撤退」するか?を決める。

 

これは判断を間違うと

大変なことになります。

 

特に、撤退は

新しいやることより、

よっぽど難しいのです。

 

ですが、

これらをより明確にしていき、

私たちも負けないように頑張ろう。

 

そう思いました。

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