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2020.11.23

第4コーナーでドリフトしながら「ふかす」

事業はカーレースに似ている。

 

私が学んでいる経営塾で

塾長がそう仰っていました。

 

これ、

すごい納得しています。

 

サーキットカーレースの
第4コーナーを回るか
回らないかのところで、
ドリフトしながら、
アクセル全開にしないと
=ふかさないと、
初速が遅くなり、
最後の直線でマクって

ポールポジションを取る

ことはできない。

 

=周囲に勝てない。

要は、

飛び抜けた存在になれない。
ということです。

 

※サーキット自体は
やったことないのですが、
大学生時代、

F1レースの番組を

毎週日曜日の夜中見ていたので、

それとF1のゲームを

たくさんやっていたので、

私に取ってはすごい
イメージしやすかったです。

 

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※大願寺の外壁工事が終わりました。お披露目の時に

 仕上げを見守る来年勤務20年の大願寺店の看板娘「T田さん」。

 

でもふかしすぎたり、
ふかすタイミングが
ちょっとでも早すぎたりすると、
クラッシュして、
壁に激突し、
車は大破し、
レーサーも最悪

死んでしまいます。

 

私、経営で何回か今までに、
コーナー回る直前の
タイミングを間違えて、
クラッシュしてしまった
経験があります。

 

組織や社内体制が
しっかりしていないと、
ふかしたらダメなのです。

 

「扇と事業は拡げれば倒れる」

と言うように、
むやみに人を増やしては
ただ潰れるだけ。なのです。

 

事業を「拡大」しているつもりが
ただ「膨張」して
しまっていた結果でした。

 

クラッシュすると、
またレースに復帰するのに
とにかく時間がかかり、
逆に遠回りになる

こともあります。

 

レースに復帰する

(軌道を戻す)ためには、
すごいエネルギーを使いますし、

緊急を要するので、
とにかく荒療治になり、
組織は疲弊します。

 

何かを生み出す時って
すごくプラスな

エネルギーなので
心地の良い疲れなのですが、
ずれてしまった軌道を

元に戻すというのは、

どこか後処理的な感じで

精神的にも肉体的にも

ヘトヘトになります。

 

こういう経営判断ミスは、
当然、最終的には

経営者の責任なので、
手遅れにならないように
間違いに気づいた時、
ずれてきていると感じた時は
すぐに対処ないといけない

わけです(すごく難しいですが)。

 

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※夜も綺麗です。

 


それで、どうやったら
ふかしてもクラッシュしないか?
を自分なりに考えたので、

ご紹介します。

 

その答えは、
「人時生産性」と「分配率経営」
にあると思っています。

 

良く、人を増員すると、
「あぁ、楽になった~」と
なりがちです。

 

でもそうやって
濃度を「薄める」と
もれなく、その分
分配する人の数が増えただけで、
一人当たりの配分
(収入という名の恩恵)
が減ります。

 

本来、

一人当たりの配分を増やすために、
分業して生産性を上げる。
そのために増員をするのですから。

これでは本末転倒です。

 

ホリタでは、
「人時生産性」をとにかく
クルーに意識してもらいます。

 

人時生産性というのは、

一人の1時間あたりの

粗利益額のことを言うのですが、

毎日、売上の報告と一緒に
昨年の人時生産性と
今年の人時生産性を
報告してもらっています。

 

半年に一度の、
フィードバックの時にも、
売上額・在庫回転率と一緒に、
店舗ごとに

人時生産性の数値を出す。
それくらい重要視しています。

 

これが減れば、
一人当たりの生産性が

下がっている。

一人一人が薄まっている。

ということになります。


逆にこれが増えていれば、
一人一人の濃度が

濃くなっている証拠。

 

とてもシンプルな指標です。

これをベースに判断するよ。

といっているわけです。

 

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※大願寺店外壁に合わせて、店内のクリップも同時に作成。

 

これにプラスして、
「分配率経営」という、

何に何割お金をかけるか?

決めて経営する。

というものを目指しています。

(まだできていません。。。)

 

特に労働分配率を
意識しています。

 

総粗利額のうち、
どれくらいを
人件費に企てるか?
というものですが、
これを決めて経営する。

というもので、

会社としては、

労働分配率の
最低ラインを決めているので、

全クルーへの最低支給総額は

自ずと決まります。

 


粗利益が増えた分だけ

支給総額も増える=

クルーに還元する

ことを決めている。

 

その時に人が多ければ
それだけ一人当たりの
配分は減るし、
人が少なければ
一人当たりの配分は増える。
と言うことになります。

 

これが一番、合理的で

納得性が高いやり方です。

 

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※案内板となるクリップが店内に7つ吊り下げられて完成!

 

「商売は勢い業」。

商売は勢いが大事なんだよ。

とも教えて頂きました。

 

それで、前回のブログでも
書きましたが、先月今月で

思い切り増員して、

10名を新しく採用しました。

そのうち、

5名くらいは純増になります。

 

要は、
コーナー回り切る前に
ふかしています。

 

こういう時代の変わり目だからこそ、

初速を早く。

 

一時的に

人時生産性は落ちますが、

絶対に、

組織を薄めずに

ドリフトして、

ふかして行く!


私たちホリタが、
次の成長ステージに
行くために、

ポールポジションを取るために

今が絶好のチャンスです。

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