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スタッフより毎日のワクワクをお届け!

2020.5.16

Green組織

「競争」の時代は、
自分たちのノウハウや戦略を
如何に外に漏らさずに実行するか?
というような
経営スタイルが主流でした。

 

昔のホリタもそうでした。
ノウハウや戦略は、
競合に分からないように
隠すもの。

 

ただ、今は、
調べればある程度のことは
ネットに載っていますし、
何より「共生」の時代です。

 

自分たちのノウハウだ
戦略だと言って、
自分たちで何でも抱える。
ということは
=他の人に頼らない。
と言うことになります。

 

スピード感のある
この世の中において、
それでは変化に
対応しきれません。

 

私たちは今、
「オープン型経営」を目指して、
理念やビジョン
それに基づく戦略を
色んなところで発信して、
どんどん「共感者」を
社内外に創っていく。

 

そういう活動を積極的に
行っています。

 

この「ブログ」が良い例でしょう。

 

このブログは、私は、
スタッフはもちろん、
スタッフのご家族とか、
お取引先様、
そしてリクルートを
考える学生さんたちに
私たちの考えを
知ってもらえれば良い
と思って始めました。

 

6年前から開催している
「経営計画発表会」や、
最近、色々と社外で
話をさせていただく機会。
これらも全て、私からすれば、
「共感者」を
増やすための活動です。

 

「オープン型経営」ですから、
会社のことや、
私の人となりは、
できるだけ隠さず、
現実・ありのままを
お伝えし、その上で、
受入れてくれる人と
一緒に仕事をしたい。
と思っています。

 

今は読んでいませんが、
漫画の「ワンピース」に、
学生時代ハマっていて、
自分たちに足りない部分を
補うために、
同じ価値観の人を
どんどん仲間に入れていく。

 

そうか、組織を創るって、
ワンピ―スみたいな感じだな。と。
私は、意外とこれで

納得しています。

 


自分や、自分たちでできることは
たかが知れている。
ということを自覚すること。

 

これには、私は

すごく時間がかかりました。

 

20代後半~30代前半は、
「俺が何とかしてやる!」
とかなり意気込んでいましたので、
そのおかげで、
ずいぶん失敗しました。

 

今は、どちらかというと、
自分でやる。という
「タスク」が減ってきて、
自分がやる!という
ことではなく、
自分よりすごいと思う人に
素直に仕事をお願い
できるようになってきました。

 

自分の能力は、
たかが知れている。
ということがようやく
分かってきたんでしょうね。

 

時々、自分でやりた過ぎて、
やってしまうことも有りますが
これはおそらく性分です(笑)

 

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この前の「Zoom社長塾」で
私が理想とするホリタの組織。
という話をしました。

 

それは「Green組織」
というものです。
(この単元、かなり反応が良かったです)

 

組織の歴史はこうです。

 

【レッド組織】
組織を「オオカミの群れ」と例え、
特定の個人が支配をする。
 ↓
【コハク組織】
組織を「軍隊」に例え、
厳格な階級序列がなされます。
 ↓
【オレンジ組織】
組織を「機械」に例え、
上司の指示で、効率的な
機械のように動く。

 

というような流れで来ました。

 

そしてその次は、
【グリーン組織】です。

 

グリーン組織は、
組織を「家族」に例え、
共有されている価値観に沿って動く。

 

今のホリタは、
これを目指しています。

 

(偶然ですが、

チームカラーと同じ「緑」。
目指せと言われているようです)


でもこれは、
理念やビジョン、ホリタが

大事にする「価値観」があり、
それが浸透していないと、
ただの自由になり、
規律がなくなります。

 

ホリタも、過去何度か
グリーン組織を目指して
試みて失敗してきた
歴史があります。

 

自由にやりたいように。
となって、
人や店舗によってムラだらけ。
となってしまう。
また戻して、
規律を厳しくする。
そうすると、やらされ感になり、
何も考えなくなる。
それの繰り返し。

 

その失敗の中で、
Green組織を目指すうえで
欠かせないのは、
「働く人」と、
「社風」だということを
痛感しました。

 

会社の価値観に共感している
「働く人」
規律を守れるだけの
「社風」
があって始めて、
「ホリタの価値観に沿って
自分たちで考えよ」
と言うことが成り立つのです。

 

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今、社内で
育成のプロジェクトとして
「教育委員会」という組織が

発足しました。

 

これは、私たちが
次のステージに行くために
最も重要な課題で、
自分たちで考えてもらう。
「なぜ?」を意識してもらう。
というのを大事にしています。

 

これも、
そういうことを受け入れる
柔軟で素直な「働く人」が
いることが前提。

 

そして、それを受け入れる
「社風」が前提で成り立ちます。

 

この10年間は、
「働く人」「社風」を
創っていたようなもので、
ようやく今、
教育委員会を中心に、
うまく回り始めた
という感覚があります。

 

教育委員会のメンバーは、
自分たちで、今までの
ホリタの足りなかったところを
見出してどんどん
改善しはじめました。

 

メンバーのバランスも
ともていいのだと思います。
とても私一人では
できないレベルです。

 

何よりうれしいのは、
「私たちがこうするんだ!」
という当事者意識があり、
私の発言を代弁するような
頼もしい発言が多いことです。

 

私の想いを汲み取って
進めてくれるだろう。と
メンバーを信じて、
出来るだけ発言を
しないように心がけています。

 

今まさに、この先の延長戦に
「Green組織」
を少し垣間見ている
気がしています。

 

 

※1つ目の写真はスタッフ育成の場「ホリタ大學 エルパ校」の様子

※2つ目の写真は本部スタジオホリタでの「教育委員会」の様子

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