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スタッフより毎日のワクワクをお届け!

2019.7.15

「ない」から磨きがかかるし、新しく生み出せる。

福井県は、人口が約77万人で、
全国でも下から数えて5番目です。

 

例えば東京都と比べてみると。

東京都は、面積は福井県の
半分くらいしか無いにも関わらず
都だけで1400万人近くいます。

 

その差、約18倍!
改めて倍率にするとすごい・・・。

 

世田谷区だけで、90万。
福井県民より多い。
何だか悲しくなります。

 

明らかに、
マーケットが小さい。

そして減少幅も激しいのです。

 

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会合などでマーケットの大きい
同業者の方に
1店舗当たりの売上を聞くと、
ガッカリする。というか
恥ずかしくなるレベルです。

 

ですが、福井という地の利は、
会社を強くするにはとても
良いことだと思っています。

 

それは、
「ない」から磨くしかない。
ということです。

 

「ない」から生きるために
もがきまくって、
その中で新しいものが生まれる。
ということがあります。

 

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福井には、
EC企業で素晴らしい企業が
たくさんあります。

 

一緒に経営の勉強をさせて

頂いている方々の中にも、

特にECで「〇〇で日本一」

と言う方が結構いらっしゃいます。

 

人口の割合などから考えても

びっくりするくらいの比率で

日本一が存在します。

 

でも、これらの社長さんに

話を聞くと、これも最初は、

福井がマーケット的に
恵まれて「ない」から
ECを考えざるを得なかった。
そうしないと生き残って行けなかった。

という側面もあるように思います。

 

 

他の市場のところよりも

早く変えないと生き残っていけない。

だから他よりも早く変われる。

そしてこれが飛躍のきっかけとなる。

そう言うチャンスとも言える。

 

 

ホリタという中小企業も

本当に「ない」ものが多い。

人・もの・カネ 全てにおいて。。。

 

これを普通、

当たり前だ・しょうがないことだ

と他の企業が思っている場合、

そこを磨けば、誰にもまねできない。
誰も追いつけないレベルに
企業を持っていくチャンスです。

 

そこを工夫してやってきて
少しずつですが、

ホリタにも強みが

できつつあります。

 

 

例えば「リクルート採用」。

 

如何に、

ホリタに合う子に来てもらう。か?

そう言う子に認知してもらうか?

 

4年ほど続けて、本当に少しずつですが

ノウハウが付いてきました。

 

それまで、実績がほとんどなく、

ノウハウが全くない。ので、

今までの固定観念にとらわれない。

新しい感覚でリクルートに

取り組めていますし、

変わることも苦ではありません。

 

人が足りない足りない。
と言っている企業が多い時代ですから、
こういうノウハウはこれから
もっともっとホリタの強みになります。

 

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例えば「店舗オペレーション」。

 

これも、ないから

強みになりつつあることです。

 

大きいマーケットの場所ほど、
売上をたくさん上げられません。

 

だから、採算を取れるように
しようとすると自ずと
コストを抑える必要がある。

 

いかに少ない人数で
店舗を運営するか?という考えは、
ずっと昔からホリタに脈々とあり、
改善し続けていて、
業界でも結構進んでいると思います。


ドラックストア業界でも
福井のゲンキーさんや
九州のコスモス薬品さんを
見てもそう思います。

 

マーケットがないところで
コストオペレーションを
磨いてきたきたから、
大都市で育ったドラックストアより、
売上を上げなくても利益が出る。
という会社の構造になっている。

「ない」からこそ生まれた良い例です。

 


私たちは、今苦戦が続く
リアル店舗です。

 

私たちは、今市場が縮小し続けている
文具業界です。

 

私たちは、今少子高齢化が続く
福井県でやっています。

 

良いじゃないですか!
やってみようじゃないか!

 

これでしっかりと

「ない」を「ある」に変えれば、
誰にも追いつけない
強い会社になれるということです。

 

マーケットに恵まれていて、
組織がぬるま湯になるくらいなら、
磨かれる場に自分たちの身を
置けることをツイテルと思わないとね!

2019.7.8

パートナーさんの力

パートナーさん15名全員に
先月までに社長研修を開催しました。

 

(ホリタでパートナーというのは

学生のアルバイトさんや

主婦などのパートさんのことです)

 

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会社としては、これから
パートナーさんを
もっともっと戦力化できるようにして、
パートナーさんを
もっともっと増やしていく。

 

という方針ですので、もう一度、
会社のビジョンや世界観

そして価値観を直接、伝えよう。
という主旨でした。

 

ホリタは4月の第3週~9月までが
閑散期と言われていて、
ここに集中して研修を入れたり、
出張を入れたり、
休みを入れたりしています。

 

繁忙期はそれどころではないので、
この時期が、スタッフ育成の
絶好のチャンスなのです。

 

人によって差はありますが
研修をして、すごく反応が良く、
とても充実したものになりました。

 

最近、私たちは、

空間を提供する。
時間を提供する。ということに
こだわっています。

 

物を売るだけではなくて、

時間や空間を提供できるだけの
ブランドになろう。
という話をしています。

 

そこで大事なのは、
あたらめてそこで働く
スタッフの人たちが
生み出す空気感。

オーラです。

 

一番参考にしているのは、
あの「スターバックス」です。

 

最近、スターバックスの話を
良くスタッフにします。

 

スターバックスは
「サードプレイス」という
空間を提供する。ということを
価値にしています。

 

もちろん、コーヒーの味。
もありますが、お客さんはみんな
「スターバックスにいる自分が好き」
なのです。

 

スターバックスの
コップをもって街を歩きたい。

 

スターバックスで
ゆっくりした時間を過ごしたい。

 

そういう自分に

「酔っ払う」のです。

 

コーヒーショップという
業種で見ると数多くの
ライバルがあるけれど
それらの企業とは一線を画して、
皆から「特別な存在」

と認知されている。

 

これは、ディズニーランドも
似ていますよね。

 

テーマパークという括りなのですが、

ディズニーランドは

ディズニーランドなのです。

特別な存在です。

 

スターバックスは、
社員よりアルバイトスタッフの
比率が多い。

 

それでも、あそこまで
マニュアルっぽくない。
機械的な感じがしない。

 

一人一人が

主体的に考え、実行している。

 

それでいて、統率が取れている。

とにかくすごいですね。。。

 

今スターバックスの
本を読んでいます。

 

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その中で印象に残っているのは、
「スターバックスで働くと、
皆、『自分がここまで
人に優しくできるなんて・・・』
と驚く」そうです。

 

それくらい、
自分の可能性を引き出してくれる
社風や教育プログラムがある。

 

それが全てだと思うのです。

 

ブランドはまず

そこで働く「人」が生み出す。

 

お客様から見たら、
社員もパートナーも違いはない。
新人もベテランも違いはない。
だから、誰が対応しても
気持ちがいい。
ホリタらしい。
というのがブランドを創る。
ということだと思うのです。

 

1回で徹底するとは思っていません。

 

何度も何度も根気強く
「耳にたこができる」くらいしつこく。
私たちが目指すビジョンや世界観。
自分たちが良しとする価値観を
言い続けたいと思います。

 

パートナーさんの力を信じて。

2019.7.3

花堂店のリニューアル

先週末、花堂店(旧Labo店)を
リニューアルオープンしました。

できるだけお金をかけずに・・・。
ということで、
什器や内装・外装などの費用は
最低限にして、
「ゾーニング」と言って、
売場の場所を大きく変える。
ということに注力しました。

 

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花堂店は今年の8月で10周年ですが、
ここまで大きく
ゾーニングを変更するのは
初めてでした。
私からは、
・中高生が
買い物しやすい導線にすること。
・ビジネスマン(働く人)が
買い物しやすい導線にすること
・提案台をたくさん設け、
ホリタらしい世界観のある
棚を増やすこと。

これだけをお願いして、
出来る限り打合せに
入らないようにしました。

花堂がオープンして約10年。
10年間で世の中が

大きく変わりました。

それに伴って、

売れる商品群が変わり、
売場のゾーニングを
変えなければならなかった。
10年経ち、日々の

小手先だけの改善では
どうしようもなくなってきていたのです。


例えば、ファンシーとか
キャラクターといわれるジャンル。

これは10年前であれば、
小さい子供が主なターゲットでした。

ですが今では、
10代後半~20代の女性で
ファンシーやキャラクターの柄を
好んで買う人が増えています。

要は、小さい女の子が選ぶ柄と
中高生や社会人の女性が選ぶ柄が
同じになってきているのです。
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そうなると売る場所も、

前は子供の文具(学童)売場の
隣にあればよかったのが、
今は中高生や社会人も購入する
ノート、ふせん、
ペンケース、事務小物などに
近い場所でないと
売り逃しすることになります。

そういう風に、隣に置くべき

商品ジャンルが時代が変わると同時に

変わってきているのです。

 


ゾーニングを決めるときに
答えはありません。
(そこが小売業の面白いところなのですが)

今回、色々と店長や統括が
悩んでいましたが、最後は、
データや経験をベースに
自分たちを信じるしかありません。

当初の原案よりも、
思い切った変更ができたと思います。

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スタッフたちの
棚づくりなどを見てみても、
成長を感じることができて、
とても嬉しかったです。

こうやってああやって!という
「指示待ち人間」が少ない。
あれがないこれがない!という
「行き当たりばったり」も少ない
というのが評価できる点でした。



10年前、当時小売業の素人である私は
前社長と常務の考えを形にするために、
素人なりに花堂店の出店に
最初から携わりました。

その時、オープンの時に
来てくれたたくさんのお客様を見て、
号泣するくらい感動したのを
今でも覚えています。

出店するというのは、
小売業の一つの醍醐味である。
ということをその時学び、
それ以来、出店することが
「やみつき」になりました。

そんな小売業の醍醐味を
10年前教えてくれた花堂店。

でもその当時は、堀田家の
「何とかお客様に喜んでもらえる
お店を創ろう!」という
想いを乗せたお店でした。
家業の延長だったのです。

そのお店を社員が中心になって
リニューアルするというのは
とても感慨深いものがあります。

一人でこうしたらいいのではないか?
と考えるのではなく、
皆で思いをもって店を創っていける。
ということに、
企業としての成長を感じます。

 

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ここからがスタートラインで、
ホリタの腕に見せどころです。

自分たちの自己満足にならずに、
お客様に合わせて
変化できるかどうか?

リニューアルや出店することより、
お客様に対応して進化させていく
ことの方がよっぽどお店は難しい。

よって、ここからが大事なんです。

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