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スタッフより毎日のワクワクをお届け!

2019.2.4

「絶対的なブランド力」とは?

これからの実店舗は、
「絶対的なブランド力」がないと
生き残っていけない。と

ここ1・2年の動きを見て

危機感を感じています。

 

では、店舗のブランド力って何か?

何をもって、

「店舗のブランド力がある」

というのか?

 

これは、私は、
消費者が店舗に行くときに、
どういう会話をするか?
だと思うんですね。

 

そのお店の事を、
主要取扱商品名(業種)で言うか?

店名で言うか?

 

これが大きな差だと思うんです。

 

消費者がそこに行けば、

何が得られるか?
何を解決してくれるか?

皆のイメージが一致している。

 

イメージがしっかり

確立していることが大事だと。

 

福井で言うと、

「やきとり食べたい」ではなく、
「秋吉食べたい」なんですね。

 

「ラーメン食べたい」ではない。
「8番食べたい」なのです。

 

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(↑ホリタダイアリー2017より抜粋)

 

こうなると最強です。
これがブランディング

ということだと思います。

 

よく考えてください。
こう言う存在になると、

他の同じ取扱いをされている方が、
同じ土俵に乗らなくなります。

 

やきとり屋と秋吉は

同じ競合ではありません。

 

同じようなものを取扱っている店

とは、見られていないのです。

だって、福井の人にとっては、

秋吉は秋吉だから・・・。

 

福井県は

やきとり1本当たりの消費量

日本一です。

 

これは、秋吉が作った

県民の文化です。

一企業が、県民の文化を

変えてしまっているのです。

 

すごい話ですよね。

 

 


そして、もう一つ

「絶対的なブランド力」

を持つために重要だと思うこと。

 

それは、店舗を

業種ではなく、業態にすることです。

 

これは、何も、

経営者がやりたいことをやり、
多角化することではありません。

 

強みとする商品や

強みとするターゲットの

延長にある部分で、

一緒にすることによって、

何らかの新しい「価値」を

感じてもらう商品やサービスを

提供していくことです。

 

「ドラックストア」は、
もはや薬屋ではないですよね?


日用雑貨なら

ある程度のものは揃う。

と誰もが思っているからです。

 

薬と日用雑貨が一緒にあると、
消費者は便利だよね?

という発想です。

 

これが今進化して、
「生鮮食品」を

置くようになっています。

 

今はまだ違和感を

持つ人もいると思いますが、
そのうちそれが当たり前になります。

 

だってそのほうが

スーパーとドラックストア、
両方行かなくて済むのね!となり、

消費者にとって「便利」という

「価値」があるからです。

 

最初、薬と日用雑貨。
これだって今では当たり前ですが、
最初は違和感

だらけだったはずです。

 

「ニトリ」だってもう、

ただの家具屋さんだと

思っている人は誰もいません。

 

これも「業態化」です。

 

こうなると、

他社と差別化されて、
ブランド力にさらに

磨きがかかります。

 


ホリタも、ホリタが

商売させていただく地域で、

「文具屋に行こう」ではなく、
「ホリタに行こう」と
ターゲット層の大部分の人が

言ってくれることが
当面の目標となります。

 

そして多角化するのではなく、
文具屋の域を脱すること。
これも同時に目標となります。

 

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( ↑ もはや、文具屋の

ミーティングではなくなってきている・・・)

 

そういう意味でも、

鯖江店出店は、

「絶対的ブランド」を創るための、

とてもいいチャンスです。

 

皆で挑戦したいと思います。

2019.1.28

お客様がホリタや文具に「持論」を持つ。これって素敵なこと♪

立場上、色んな方と
名刺を交換する機会があります。

 

福井の方だと、かなりの確率で、
ホリタ文具を知っていただいているので、
文具に対するアツイ想いを
名刺交換の時に色々と
聞くことができます。

 

業界以外の方で福井の方であれば、
確率としてはだいたい2人に一人は
文具の持論を教えていただけます。

 

5人に一人は
僕に自慢の文具を見せてくれます。

 

目をキラキラさせて、

童心に帰ったように
溢れ出る文具愛、

文具やホリタに対しての

持論を語ってくれる。

 

 

「この文具の

こういうところが好きなんだよね!」

「ホリタ文具の

こういうところが良いんだ!」

って。熱く熱く。。。

 

その度に商売をやってきて

よかったと思うのです。

 

 

出会ってまもなく最初から

そんな会話ができるので
僕は本当にラッキーだなと思うのです。

 

最初から心を開いてくれる

確率が高いのです。

 

 

 

この前、

ある女性経営者の方と話をしていて
文具についてホリタ文具に対する持論を

熱弁されたことがあります。

 

なるほど、

これがホリタ文具の価値だよな。と
気付かされたことなので紹介します。

 

その方は、経営者としても第一線で
活躍されている方であり
受験生のお子さんを持つ母親

でもあります。

 

「部活ばかりしていた息子が今、
受験のために勉強をしている。
今更なんだけど、息子の勉強のためなら

何でもしてあげたい!
息子が欲しがる文具で少しでも
成績があがるなら何でも買う!」
と言うのです。

 

親として、
少しでもいい成績を収めてほしい。
という気持ちが働くのは自然です。

 

力が入るのは本人よりも

親かもしれません。

 

僕は子供に対して「もので釣る」
というのはありだと

思っているんですね。

 

やる動機がモノでも良い。
モティベートされるのが

モノであってもいい。
あとは習慣化してくれれば

御の字だな。と。

 

(僕は一般的に見ると
あまり自分の子供との
時間を取れていないので、
どの口が言うのか?と言う話ですが)

 

子供の受験。
点数が少しでもよくなる。


最後に頼るのはホリタ文具。

 

ガンカケ?神頼み?みたいな存在。

 

文具は、ただのモノではなく、
文化的な要素があり、
「学ぶ」ということに
とても意味のあるジャンルなのです。

 

 

文具の需要は年々減っても、

親の子供への想いは

無限大にまだニーズがある。

 

そこがポイントだと思います。

文具というものの需要を

他社さんと取り合う。

という考えは全くありません。

 

ホリタは定価で販売させて
いただいている以上、
それくらいのお客さんの
気持ちの受け皿になって、
そういう親の思いに共感しなければ
ならないと思うのです。

 

勉強しようと思ったきっかけは?
ホリタ文具!
と言われれば最高ですね。

 

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(昨年の先週はこうで、センター試験の時大変でしたね。。。

 今年は受験生も天気の心配をせずによかったですね)

 

 

余談ですが、子供の頃、
机の前に座っても、
なかなか波に乗らない時、
消しゴムをほじってみたり、
シャープペンを回してみたり
文具で遊んだ経験って

あると思います。

 

昔から落ち着きがなく
じっとしていられない性格だった
僕の消しゴムも、
シャープペンであけた穴で
いつもズタボロでした。

 

それも大事なことですね。

 

ペン回しの大会を
ホリタ文具でやったらどうか?
むしろ
ホリタ文具がやらなきゃどこがやる?
この前、そんな話が経営者の間で出て
とても盛り上がりました。
(本気で企画しようかと思っています笑)

 

まじめに勉強するだけが能ではない。
文具って、勉強の息抜き
であることも大事なことなんですよね。

 

2019.1.10

書き初めに込めた経営者としての「覚悟」

遅くなりましたが、

あけましておめでとうございます。

 

私は毎年、仕事始めの2日に
書き初めをしています。

 

毎年、花堂でやっていたのですが、
今年は本部オフィスをリフォームして、
綺麗にしたこともあり、
今年はそこで行いました。

 

静かに一人静閑なところで
黙々と時間をかけて
言葉を絞り出します。

 

今年書いた言葉は、
【突破】

 

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英語に直すと、
【breakthrough】

 

そう。breakthroughは
8月からの新しい期の
ホリタ全体のテーマです。

 

現状を突破するための
私の「覚悟」を3つ
ここに宣言したいと思います。

 

1、強い組織を作るために
人に任せる「覚悟」

 

自分一人で出来ることには
限界があります。

 

適した人間に権限をしっかり与える。
与えたら基本は口出ししない。

 

これは、年末年始に読んでいた、
「貞観政要(じょうがんせいよう)」
という本で、
改めて自分に足りていないと

反省をしました。

 

「貞観政要」は、

中国の長い歴史の中で、
最も世の中が安定して、
泰平の世の中だった時期の皇帝の
リーダーシップの考え方が
書いてある古書です。

 

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権限委譲=責任委譲なので
その分の対価を役職給として支払う。
ということも同時に
実行していきたいと思い、
店長には年末宣言しました。

 


2、経営者として
仕事の仕方を変える「覚悟」

 

経営者として経営判断を間違えない。
そのための情報収集を最も優先します。

 

人と会話する。外に出る。消費をする。
これらが情報収集手段です。

 

1年中365日、それを優先する。
ということです。

 

そして、経営判断を誤らないために
心を穏やかに。
平静を保つ。ということも
大事にしていきたいと思います。

 

昨年から、1週間に1度
ジムに通っているのですが、
これも筋肉ムキムキにしたい
訳ではありません。

 

基礎体力をつけ、
いつでもエネルギッシュに。
そして心に平静を保つためです。

 

色んな経営者を見て思いますが、
できる経営者は、
いつも平静な状態で、
自己管理ができているなと思います。

 

経営者として
大事な習慣だと思っています。

 

 

3、業態転換して企業課題を
打破する「覚悟」

 

私たちは今、
従来の仕組み・体制を今一度見直す
ということに取り組んでいます。

 

今まで68年間の間で
長く続けてきた体制を見直し、
これからの世の中に通用する
そんな会社の体制を作る。
それが狙いです。

 

その取引の先に
ホリタの将来があるのか?
にこだわって、戦略を
取捨選択していきます。

 

八方美人であることが、いかに
何も成し遂げられない要因
になっているか?

 

戦略的に絞っていく。
ということが
今の時代、そしてホリタに
一番求められています。

 

私たちのいう、業態転換とは、
「文具販売業」からの脱却し、
「エンターテイメント企業」
になっていくということです。

 

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経営者として腹をくくる。
=覚悟
をしています。

 

以上が私が年始にした
3つの「覚悟」です。

 

とはいえ、

特別なことをやる訳ではなく
今までやってきたことを
今度は結果として出す。
ただそれだけです。

 

覚悟で終わらずに、
しっかり実行して
思い描いている企業像に向けて
突き進んでいきたいと思います。

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