2020.9.18
ゲストとの接点「タッチポイント」を増やすこと
ホリタ文具では現在、
社外も巻き込んだ、全部署横断的な
プロジェクトが7つあります。
その中で、
今年から追加された
「タッチポイントアップ・プロジェクト」
というプロジェクトについて
ご紹介します。
どういうプロジェクトか
簡単にいうと、
「顧客(ゲスト)との接点
(タッチポイント)を増やしましょう」
というものです。
接点を増やす方法は、
大きく分けると2つです。
1つ目は、
「リアルのタッチポイント」
「ご来店頂いたゲストと接する時間・回数を増やそう」
というもの。
2つ目は、
「デジタルのタッチポイント」
「デジタル上で、来店以外の時間もゲストとつながろう」
というものです。
1つ目の「リアル」での
タッチポイントですが、
まず、レジでのなにげない会話、
お店での挨拶、
聞かれたときの対応などが
基本ですし、最も重要です。
これがベースですが、
昨年度から本格的に取り組み始めた
毎週日曜日の「ホリデモ」。
商品を体験してもらう。
そういう、場を提供することで、
ゲストとの接点を設ける。
これは、
「商品の良さを知ってもらおう!」
「わくわくを体験してもらおう!」
という目的ですので、
「売ろうとしない」ことが
大事です。
それと、
子供たちの「学びの場」である
毎週土曜日の「ホリラボ」
(現在、春江店で開催)
これも、学びの前後も含めた
約1時間の時間で、
子供とも親御さんとも
濃密なタッチポイントの
場になっていますし。
エルパ店では、
「エントランスクルー」
ということで、
入口でゲストをお出迎えする。
ということも始めました。
笑顔でカゴをお渡しする。
ということも立派な
タッチポイント増です。
他にも、
POP・動画・サイネージと、
人以外にも、
ゲストに何らかの形で「接点」を
増やそうと取り組んでいます。
2つ目の、
「デジタル上でのタッチポイント」
「スマホ」は、今や誰もが
自分の体の一部となっていて、
切っても切り離せないものに
なっていると思います。
調べものをし、
記憶を保存し、
買い物をし、
コミュニケーションを取り、
共有し、
気晴らしもできる。
もはや、
自分の手となり頭脳と
なっていますよね。
ホリタも、誰もが
体の一部と化しているスマホに
ホリタを登場させようと、
取り組みをしよう。
と言うことなのですが・・・
消費者は時間がない。
興味のあるものしか見ない
(=興味のある情報が自然と入ってくるように
自分仕様にカスタマイズされている)ので、
そこにホリタを入れてもらおう。
というのは、そう
簡単なことではありません。
でもそこで接点を創っておかないと、
つながっていないと、
これからの時代は特に
お店を選んでもらえないので、
やるしか選択肢がありません。
「デジタル化」によって、
店舗だけではなく、
ネット上で常に
つながっている状態を創る。
そのために、
露出を増やし、発信を増やし、
接点をたくさん作る。
ということです。
ここ1年ほど、
SNSに少し力を入れてきましたが、
まだまだ、戦略がグラグラ。
戦略をしっかりと組み立てて、
思い付きではなく、計画的に
しっかり刺さる投稿をする
必要があります。
ホリタを利用してくれているゲストを
「深掘り」するための
EC販売も準備中です。
これは、全国の顧客をとりに行く。
ということではなく、
ホリタのリアル店舗では
打ち出せない
提案の仕方だったり、
なかなか伝わっていない
商品の良さの訴求だったりを、
デジタル上で
ホリタらしく表現し、
ホリタを好きで
ご利用いただいているゲストに
補完的に利用して
いただければと思います。
来店していない時間でも
ホリタを楽しみたいゲストに。
ということです。
と、ここまで、
「リアル」と「デジタル」の
話をしてきましたが、
このタッチポイントを上げる活動には、
注意する点が2つあります。
1つは、
リアルとデジタルという括りは
こちら側(運営側)の事情であって、
消費者には、関係ない。
ネットで買おうが、
リアルで買おうが、
どこで買おうが関係ない。
好きなブランドで買うことが
価値である。という
考え方でいることが重要です。
ですから、
リアルとデジタルで分けるのではなく、
一色単に考える。
筋の通っている、一貫性のある
ホリタらしさを
打ち出し方をしないといけない。
ということになります。
もう1つの注意点は、
タッチポイントを上げるために、
同時に、人の生産性を上げ、
省力化を進める必要がある
ということです。
クルーがどれだけ
そのタッチポイントを増やす活動に
時間を費やせるようになるか?
がポイントです。
今のままで
タッチポイントを増やそう!
となると、
店舗クルーも本部クルーも
もっとたくさん人がいるよね。
採用しよう。という話になります。
でも、お金のかかる話ですから、
そう簡単に人は増やせません。
ですから、
システム化できるところ、
効率化できるところは
徹底的にしていくことで、
省力化を進める。
これは育成だったり、
作業の標準化マニュアル、
そして自動発注化
みたいなことがそれです。
その点も同時に進めないと、
クルーが皆んな
疲弊して終わることになります。
以上、デジタル化を急げ!
タッチポイントを増やせ!
ということで、
色々と模索しながら、
勉強をしながら、
ここ数か月やってきました。
私たちの準備してきたことが
形が見えだしたのはここ数ヶ月。
そして本格的に見えるのは
これから数か月後です。
おたのしみに!