2020.4.4
ホリタの果たすべき「使命」
こういう状況だからこそ、
物事の本質が見える。
何が大事なのか?
何が我々の価値なのか?
昨日の週末自粛要請を受けて、
もう一度じっくり考えました。
というか、ずっと考えていますが。
前置きとして、
今書くことは、今の時点で
大事だと思っていることで、
ここ数日の情勢によっては
すぐに営業を短縮・自粛する
という判断に移りますし、
今現在、感染を広めないということが
一番大事だということには
変わりありません。
人によって、
色んな見方がありますし、
色んな立場立場がありますので
その点は、難しいですが
あえて自分の経営者としての
考えを書きます。
会社では、こういう時こそ、
ホリタの方針をたくさん
共有するべきだと思っていて、
毎週、方針や私の考えを、
社内の皆に発信しています。
今私が判断するうえで最も難しいのは、
我々の商売が、
「これが不要不急に当たるのか?」
です。
ホリタ文具が扱う商材は、
「準・ライフライン」
「準・生活必需品」だな
と今回の件でつくづく実感しています。
「学ぶ・働くをもっとわくわく・もっと便利に」
というホリタの理念に
基づいて考えてみると・・・ですね。
文具や知育は、
マスクや食料品というような
無いと生きていけない。
というような「ライフライン」
ではないけれど、
欠かすことのできない
人間の行動である
「仕事」・「勉強」
ということにおいては
間違いなく必要なもの。です。
「在宅文具」という言葉を
今、しきりに社内で
言っているんですけど。
私たちは「在宅」で何かをする。
というものを扱っている。
だからその在宅を支える
という「使命」がある。
今週になっても、
在宅で仕事をすることになった。
在宅で子供を見ることになった。
ということが多く発生しています。
正直、子供にさせることがなくて
困っている。という保護者の方が
世の中にたくさんいらっしゃいます。
堀田家も、漏れなく
有り余る子供たちのエネルギーに
(私以外の)家族が閉口しています。
家に居すぎて「コロナうつ」
という言葉すらあります。
こういう方々を、
我々が扱うわくわくする商材・
便利な商材で
応援しないといくべきではないか?
そういう立場だと。
もう一つ、ホリタが掲げる
「田舎の身近なディズニーランド」を目指す
というビジョンに基づいて
考えてみるとですね。
閉塞感が有り、ピリピリした
こういうご時世だからこそ、
文具を通じて「小さい幸せ」を
感じてもらえる。
ちいさい「ワクワク」で、
フッとリフレッシュしてもらえる。
ずっと息の詰まった中で、
「息抜き」というか、
そういうポテンシャルが
我々にはあるんだ。
と感じています。
70年間、福井の方に支えていただき、
こんな大変な時にこそ、
今まで以上に、福井の皆さんの
学ぶ・働くを支える。
「社会的な責任」があるな。
と思います。
当然、弊社で遊ぶスペースや
こちらから来店を促すような
行動はしてはいけない
ということで、しばらく
我々が今取り組んでいる
「体験型文具店」は封印。
そういうエリアは封鎖です。
ですが、ある一定の
ご来店がある以上、
求められていることを全うしたい。
と思っています。
今こそ、こんな時こそ、
理念やビジョンを実行しよう。
コロナという状況を
自分たちで変えることはできない。
そこをどうこう言うのではなく、
自分たちで変えられることを
粛々と変えて行こう。
自分たちで変えられること
=(イコール)
今まで解決できなかった課題だったり、
これからの時代に備えて、
新しい価値を生み出すことだったり。
この困難を会社全体で乗り越えて、
より強い組織に
なりたいと思うのです。
「神様は乗り越えられない
試練は与えない」のです。
以上、
4月4日時点での心境でした。
PS
皆さん、コロナのニュースを
ずっと聞いていると
気が滅入ってしまいますよね。
私は今、
文具を自分も使ってみることで、
文具にどれだけ癒しがあるか?
実験しています。
決して暇なわけではありません。。。
真面目に、私たちの価値を
見つめ直しています。
こういう時代だからこそ、
こういう価値が求められている。
コロナのこともそうですが、
経営判断や戦略のことを
忘れて無になれる。
すごいリフレッシュできることが
分かってきました。
それと、良い色鉛筆は、
すごく書き味が良くて、
発色がいい。と言うことは
間違いないと再認識しました。