2017.11.23
1日1日の積み重ねが会社の財産になる
先週、商工会議所が主催する
セミナーで勉強会の講師役を
勤めさせて頂きました。
今回の私に課せられた
発表内容が結構面白くて。
「IT・Iotセミナー」というものでした。
今までの私への依頼は、
自分の熱い思いを話してください!
みたいな内容が多かったのですが、
今回は、とても特殊です。
何で、私なんだろう?
そもそも、
文具というアナログなものを
扱っている会社の社長が、
アナログとは真逆のIT
というものの活動を発表してくれ。
と言われても。。。
私自身も以来当初、ピンときません。
むしろ、こちらが
教えて頂きたいくらいです。
ですから、打合せの開口一番に、
一体何をしゃべれば良いのですか?
なんで私に依頼してきたのですか?
素直に疑問に思い、聞きました。
そうすると、どうして、
そんなにアナログだった会社が、
アナログでない部分を
会社に浸透させていったのか?
ITがどうこう。という前に、
導入前で、社員さんに反対される。
とか、
経営者自身がアレルギーを起こす。
とかで、立ち止まっている
会社さんも
結構いらっしゃるんですよ。
ですから、
ホリタが経験してきたことを、
そのまま伝えていただければ
それでいいのです。とのことでした。
なるほど。
ホリタにでもできる!ということで、
受講された企業さんが少しでも
勇気を持てるなら。ということで、
お受けしたのです。。
うちのITのことなんか誰か
興味あるのかな?と思いましたが、
さすが商工会議所さんです。
中小企業の経営者や管理職の方々、
30名ほどが集まりました。
そして、
セミナーの準備が始まりました。
こういう機会は、
自分たちがやってきたことを
まとめて、振り返ってみる
良い機会です。
自分の頭の中にあるものを
人に伝えられるようにする。
というのは、とても難しいです。
アウトプットすることで、
考えがまとまっていき、
とても勉強になりました。
あぁ、そうだよね。
ITに対してこういう考えを
持っていたよね。とか
こういう投資戦略で今後行きたいよね。
とか。次々と自分の中から
出てきました。
昔を振り返ってみて、
私がホリタに入った9年前、
ホリタにパソコンは3台しかなく、
ITという言葉が、
全く似合わない会社でした。
まずスタッフさんに、
数字や機械に慣れてもらう。
そんなレベルでした。
大きな弊社の転機は、
4年前に導入した
POSシステム導入です。
これを導入するのに、半年間、
全国の有名な大きい文具店に、
何度も教えを請いにいきました。
導入してから3年間。どうやっても、
うまく行かないことが多く、
徹底できないことが多かったです。
POSレジ導入した効果が少しだけ
出てきたのは、ここ最近のことです。
「結果は、実行と改善の積み重ねでしかない」
ノウハウを人ではなく会社に
蓄積させるような仕組みの導入は、
早ければ早い方が良い。
と今なら言えます。
でも、あの時、失敗を恐れて
実行していなければ、今頃まだ、
腹に落ちていない。
属人的な組織を続けざるを得ない。
そんな状況だったと思います。
そう考えると、
9年ほどずっとやってきた
IT化の活動が無駄ではなく、
確実に、ホリタの
財産、ノウハウになっている。
と思えて、とても自信がつきました。
今回の「IT」という
一見、自分たちに似つかわしくない。
ように思えるジャンルの
発表の機会を頂けて、
商工会議所さんに
感謝したいと思います。