BLOG

スタッフより毎日のワクワクをお届け!

2021.6.8

マイクロ・ファミリー・エンターテイメント(MFE)

私たちホリタはこれから
「Micro Family Entertainment」
というものを
本格的に世の中に
提供していきたいと
考えています。

 

とは言っても。。。

 

ずっと言っている、
「身近で」
「家族皆が」
「わくわく」
みたいなこと。

 

言っていることは
いつもと一緒で、
格好良くオシャレに
言い変えただけです笑

 

01B38F2F-F2A8-4AF0-8593-C021CB9DFBD4


「マイクロ・ファミリー・
エンターテイメント」

 

この言い方は、
「マイクロ・ツーリズム」を
提唱している
「星野リゾート」さん


「ファミリー・エンターテイメント」を
謳っている
「ディズニーランド」
(オリエンタルランド)を
ミックスした言い方です。

 

文具は、
どこでも売っている。
ネットでも買える。
ということで、
「競合は多いですよね?」とか、
「業界動向は厳しいですよね?」
とよく聞かれます。

 

実際に
「文具業界」
という括りで言うと、
悲しいことに
私が福井に返ってきた
13年前から見ると、
福井だけで見ても、
文具の業者さんは、
約3分の1に
減ってしまいました。

 

ただ、
私たちホリタは、
約4年前から
本格的に
「文具屋からの脱却」
ということで
舵を切り、
文具商品以外の
コンテンツも
生み出してきました。

 

image

※写真は2017年10月。「知育玩具体験会」あたりが転機です。

 

文具を
取り扱うものとしての
プライドは持ちつつ、
もう自分たちを
「文具屋」だとは
思っていないので、
そういう意味では
競合は
文具店ではないですし、
文具店以外のお店で
展開されている
文具売場
でもありません。

 

業界動向は
少子化
ペーパーレス化
ネット購入率の増加
入札などの価格競争など
かなり
厳しいですが、
文具店への需要減
=自社の衰退。
とは全く

考えていません。

 

それを言い出したら、
日本の人口は減り、
GDPも伸びない時点で、
ごく一部の業界を除いては、
傾向として「厳しい」
状態であるのは
どこの業種だって
当然です。

 

自分たちのポジションを
どこに置くか?
戦略次第だと思うのです。

 

トヨタ自動車は、
昔は「織機屋」さんでした。

 

そして「車屋」になり、

 

今の豊田章男社長は、
「モビリティカンパニー」
だと言い続けています。

 

移動手段と位置付け

もはや車屋ではない。

 

それと同じです。

 

F45A4906-C619-4D4F-807F-818A7F82E019

※目指すは「エンターテイメントカンパニー」。1ヶ月先まで予約でいっぱいの「ホリラボ」

 

リアル店舗の世界では、
最近は、
ユニクロパークや
JINSパーク
「くら寿司」世界旗艦店など

 

買うだけ・食べるだけ。

ではなく、

時間や空間の提供
というのが重要に
なってきています。

 

丁度、2年前に
社長研修と言うことで、
東京の中目黒にできた
「スターバックス・ロースタリ―」
という世界旗艦店を
社員みんなで見て、
その創り出される
時間・空間に
衝撃を受けました。

 

コロナになり、
今まで以上に
「わざわざ行く価値のあるお店」

「わざわざ行く価値はないお店」
かに分かれていると
感じています。

 

そういうことを
感じないお店はもう
通用しなくなって
きているのです。

 

7DF6389C-56DB-4F2A-BAEF-B74ED79FC3F5

※ホリタでしかできない体験をゲストに!写真は今月週末開催の「Washi School」

 

特にホリタの場合は、
「家族みんなで行こう」
となることに価値がある。

 

お父さんは、
「関係ないから」と
駐車場や家で待っている。


ではなくて。

 

思春期のお兄ちゃんも、
あまり勉強が進まない
お姉ちゃんも。

 

皆が行くことに同意して、
車から降りて、
それぞれの自分が
見たい売場で
自分の時間を楽しむ。

 

ちょっとした
「非日常」を味わう

 

ちょっとした
「リフレッシュ」をして
明日からのまた活力に
していただく。

 

ちょっとした
「発見」が毎回ある。

 

それも
小一時間で良い。

 

「ちょっとした」
空き時間に、
そういう気持ちに
させてくれる。

 

だからこそ、
家から近い場所。
会社帰りに寄れる場所。
仕事途中に来られる場所。
を立地にしていて、

 

家族の誰にとっても、
パッと寄れて、
パッとわくわくできて、
パッと買える。

 

そういう存在で
なければならない。

 

それが、ホリタ価値
「マイクロ・ファミリー・エンターテイメント」
です。

 

これからより徹底的に

その価値を追求していきます。

2021.5.26

飛躍のビックチャンス!!「人事異動」

5月に

1年で一番大きい
「人事異動」を行いました。

 

今回は、

既存の店舗社員3名

既存の本部社員1名
新入社員2名を加え
合計6名が
異動しました。

 

正社員約20人中の
6人ですので、
結構な比率です。

 

そのクルーの
人生を大きく
左右しかねないので、
とにかく事前に
考えまくります。

 

構想としては、
毎年12月くらいから
検討開始して、

 

3月・4月の
告知・引継ぎなどを経て

5月1日に
ようやく正式に異動。

 

ですから、
私としては、
半年くらい
かけている感覚です。

 

長かった・・・

 

場合によっては、
8月と1月にも
行いますので、
組織に関しては
年中考えていて
必要に応じて、

組織を
ブラッシュアップ

させている。
という状態です。

 

では、なぜ
人事異動をするのか?を
3つの理由を
今回はご紹介します。

 

03F2F066-FB28-4772-94DA-36043BFCA03E

※荒波を乗り越えて突き進め!!というテイストの写真

 

① クルーの成長のため

 

クルーが経験を積み

成長をしていけば、
そのクルーの器が
大きくなってきます。

 

それに伴って、
今のポジションでは
もの足りない。
と言うことが出てきます。

 

成長しているからこそです。

 

次の飛躍ために、
ステップアップのために、
次のステージに
言ってもらう。

そのための異動なのです。

 

当然、異動するクルー
だけではなく、
それを受け入れる店舗の
既存のクルーも
大きく成長します。

 

異動者からの
大きな刺激を受けて
既存クルーの仕事への
マンネリ化も防ぎます。

 

異動者だけの
キャリアップ
成長の機会では
ないのです。


当然、
全てがベストな
布陣になることはありません。

 

ベターな布陣にすること
しかできません。

 

そのクルーの
本来持っている
能力を信じ、
成長してくれることを
期待して、
現状よりちょっと
「背伸び」しないと
勤まらないポジションに
配置する。

 

過度な負担は禁物ですが、
ちょっと無理しないと
行けないくらいが
成長には
丁度いいのです。

 

それも、
短期的な成長ではなく、
中長期的な視点で
見てあげられるか?が
とても重要です。

 

短期的には、
例え「嫌です」と
言われても、基本は
異動してもらいます。

 

それは、短期的に
そのクルーが得ることと
中長期的に
そのクルーが得ること。

 

中長期的な視点で
そのポジションを
与えてあげた方が
本人にとって、
良いに決まっている
からです。

 

5F405035-149C-4932-ACF1-C066382ADF83


② 組織の「リ・バランス」のため

 

組織が進化していく中で、
どんどん色んなところに
ひずみが出てきます。

 

例えば、
誰かが辞めたり、
誰かが異動になれば、
その分、その店舗の
バランスが崩れます。

 

当然、人によって
成長スピードが
違いますから、
例え同じメンバーで
構成されていたとしても、
バランスが崩れていきます。

 

そのバランスを取り戻し、
ゲストに対して
パフォーマンスを
高く保つために、
異動が必要なのです。

 

ちなみに、
「リ・バランス」という言葉は、
証券用語で、
元証券マンとして、
吸収した
言葉のようです。

 

国内株・外国株・

国内債券・外国債券。。。
色んな形で、
分散投資していると、
資産の増減(パフォーマンス)が、
それぞれ違いますので、
それを修正することを
定期的に行う。

 

それが「リバランス」です。

 

リバランスするといことで、
バランスの取れた布陣になり、
良い投資効果を生みやすく、
安定した成長を生みやすい。

 

組織形成と資産形成は
似ているのかもしれません。

 

C93601D6-59D0-4A69-B388-D86A8D2E7EBE

 


③ 「ゆでがえる」にならないため

 

会社は大体、
「中から崩れていく」
と良く言います。

 

実際に、私も何度か
失敗しているのですが・・・

 

馴れ合いや
マンネリ化は
人を弱くし、
組織を弱くします。

 

信頼し合い、
頼り・頼られるというのは、
とても大事なことですが、

 

それが、
「なあなあ」な

関係になって、
甘えが

出すぎてしまうと、
個人としても、
組織としても
安きに流れて、
「これで良し」と
なってしまいます。

 

カエルに例えると、

冷たい水だと、
気が引き締まりますが、

ぬるいお湯に
つかっていると、
気持ちよくなって、
何もしなくなって、
知らないうちに、
ひっくり返って
死んでいる。

 

という
「ゆでがえる」状態に
なってしまいます。

 

結果、
組織は成長しませんし、
強いては、クルーに
組織の成長した分で
還元できません。

 

働くクルーにとっても、
会社にとっても
良いことがないのです。

 

以上の3つの理由から、
異動が必要なのです。

 

94B8631F-6792-48E5-860B-18E8B68B1B6D

※先日のハピリンでのイベント「パパフェス」では

 新入社員の2人も活躍してくれました!

 

ちなみに、
1つ1つの異動に
何の目的があるか?

 

異動先で
何の役割を担うか?
を本人はもちろん、
全員が理解する
必要があります。

 

自分が異動先で何を
すればいいのか?
使命感がなく、

受け入れる店舗も
何のためにこの人が
来たのか?

 

分からないままでは、
効果は半減です。

 


さあ、
今回の異動では
誰が?どの店舗が?
大きく成長する
でしょうか?

 

今から楽しみです。

2021.5.20

生産者の想いを消費者に届けるということ

小売の使命って
何でしょうか?

 

色々あると思います。

 

僕は、
「生産者(販売元)の想いを、
その人たちに変わって
消費者に届けること」

 

ではないか?
と思っています。

 

しかし、これって、
分かっていても
なかなかできません。

 

私もそうなのですが、
「売上!売上!!」と
なりがちです。

 

生産者の想いが
消費者に届けば
売上は上がるし、
その満足が高ければ
粗利益はいただける。
はずなのに。

 

それなのに、想いを
知ろうとせず、
とりあえず、
商品量に頼り、
何となく
沢山お店に並べて売る。

 

その結果、
お店の個性が出ず、

お店の信念を感じず、
「世界観」を出せず、
いつまで経っても
ブランドとして
確立していかない。

 

どの小売店も
陥っている
悪いスパイラルであり、
ホリタの課題
でもあります。

 

5E0F62DE-64D1-4286-B488-8AFDCCEF1378


何とかそのスパイラルから
抜け出そうと、
ホリタは
10年以上前から
クルーを
卸問屋さんの見本市に
毎回連れて行ったり、
物流センターに
何回も連れて行ったり、
メーカーさんの工場を
視察させてもらったり。

 

どういう想いで、
モノが創られ、
モノがホリタに
届いているか?
をクルーに振れる
機会を意識して
創ってきました。

 

このメーカー・卸さんの
熱い想いを
ゲストに伝えることが、
小売りの使命なんだ!と
ことあるごとに
伝えてきました。


ただ、これが
本当に難解です。

 

ホリタが
できているか?
というと、
残念ながら、まだまだ
出来ていません。

 

分かっていても
できないのは
何故なのでしょうか?

 

F9AF382A-BBA4-4A1F-8C79-8236563C2EDB

 

一つは、
そのように想いを馳せる
時間と心の
余裕がないこと。

 

余裕がなく、
どうしても、
売上を上げるには?
という
「自分たち本意」の
考えになりがちです。

 

日々の業務だけで
忙殺されないように
しないといけません。

 

それともう一つは、
この生産者の
「想い」が伝わるように
売場を創るには、
「技術」が必要で、
その技術が
不足していることです。

 

「届けたい!」という
想いはあれど、
伝わらない売場が
でき続けていました。

 

明らかに経験が
足りないことから来る
「実力不足」です。

 

とても歯がゆい
想いをしてきました。

 

ですが、ここ最近、
ようやく
生産者や販売元の方々の
想いを汲んで、
自分たちが思い描く
売場を少しずつ
創れるように
なってきました。

 

21125F6A-55AC-4299-8398-9640F43C891E


先週末、ホリタが
昔からずっと
やりたかったことの一つ

 

「越前和紙フェア」を
春江店で先週土曜日から
開催することになり
売場が立ち上がりました。

 

私たちホリタが
生産者の元まで
足繁く通い、
2人の本部クルーに
至っては、
「和紙インストラクター」
という資格まで取って
魅力を思う存分
知った上で
売場計画・仕入
販促・陳列
をしたからこそ
生まれた

ホリタの目指している

「世界観」のある
「ホリタらしさ」のある
売場です。

 

こういう売場が
一つでも多く
創られてくると、
それがホリタの
「世界観」になり、
ホリタだから買いたい。
ホリタにあるから買いたい。
になって行く!
と言う可能性を
感じました。

 


生産者の想いを
たくさんの方に
伝えられる。

 

それが、
小売の使命であり、
小売店舗をやる醍醐味。

 

今回はそういう話です。

TOPへ

TOPへ