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スタッフより毎日のワクワクをお届け!

2020.11.12

「鉛筆供養祭」を初開催しました。

昨日11月11日11時11分。


神明神社さんにて
「鉛筆供養祭」というものを
初めて執り行いました。

 

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役目が終わった短い鉛筆を、
子供たちの机のひきだしには
たくさん
入っているのではないか?

 

何となく、
自分がやってきた証として、
もったいなくて
捨てるに捨てられない。
そんな処分に困っている
子供たちがたくさん
いるのではないか?

 

ということで、
短くなった鉛筆を
店頭に持ってきてくれれば、
こちらの方で、供養します。

 

鉛筆ポイントカードを創って、
貯まったら限定でエコバックと
交換します。
と告知したところ、、、

 

本格的に全店舗で始めた
8月から約3か月で
3000本以上が集まったのです。

 

やはり、たくさんの方が
困っていることが
判明したのです。

 

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「鉛筆さん、ありがとう!」
と言って、
鉛筆神社に自分の使った
鉛筆を入れる子供。

 

中には、100本以上
持ってくる子供たちも。

 

どうやって削ったのか?
というほど短くなるまで
使ってある鉛筆。
自分の名前が
書いてある鉛筆を見て、

 

鉛筆1本1本に、
色んな想い出が詰まり、
色んなストーリーがあるの
だろうなと。

 

神主さんが祝詞(のりと)で
素晴らしいことを
仰っていただき、
参加した私と担当者と
取材に来られた記者の方、

皆で感動して、何とも言えない、
心が透き通るような
厳かな雰囲気に。

 

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※朝日新聞さんに本日取り上げて頂きました。

 

2年前に東京の鉛筆工場で
元祖・鉛筆神社を見た時から
絶対に福井でも
供養までやりたい!
と思っていたので、
実際にそれが実現できて、
すごく感慨深く、
嬉しかったです。

 

ホリタが関わっている商売は
「社会的意義」がある商売
なんだなと。改めて感じました。

 

誇らしいと感じると共に、
モノを大事にすることを
売る側の責任として
しっかり伝えていく必要がある。

 

そういう責任ある立場なのだと感じ
身の引き締まる思いです。

 

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※元祖・鉛筆神社(東京・北星鉛筆さん)

鉛筆工場視察でお伺いしたことが始まりです。

 

 

鉛筆神社は、

会社の戦略としては、

 

「ホリタ・エクスペリエンス」
=ホリタでしか味わえない
価値を創造しよう。

 

ということの
取り組みの一環です。

 

ホリタに行ったら
新しい発見や経験ができる。
身近なわくわくが、
エンターテイメントがある。

 

鉛筆神社の他にも、
ホリデモ(実演販売)
ホリラボ(学び場)
カフェ
ハジメ(名入れ)
文具釣り
SNS
EC(ネット販売)

 

全てがそれら、
わくわくを創出するために、
エンターテイメントカンパニーに
なるために重要な
「コンテンツ」です。

 

ただの小売実店舗ではなく、
こう言ったコンテンツを
当たり前のように生み出し、
当たり前のようにレベルを上げ
ゲストの期待を

超えていく会社に。

 

そして、
「社会的価値」がある会社に
なりたいと思っています。

 

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※全店に設置されている「鉛筆神社」は

全て自分たちで創っています。

2020.11.3

大願寺店 20周年

変わることには、
「改善」「改革」「転換」という
3種類があり、
「転換」というのが
最も大きく変わることを
指しているのですが。

 

ホリタ文具の「転換」。
それは、ちょうど20年前の
「大願寺店の出店」でした。

 

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※20年前のオープニングセールの様子です↑

 

ちょうどインターネットが普及し、

文具通販「アスクル」が

一気に拡大し始めた頃で、
このままでは、
文具店は全て潰れる。と、
業界全体が大きく
揺れていた時期でした。

※アスクルは2000年11月にJASDAQ上場

 

商店街の商売から、
ローサイドの大型店に。

 

駐車場を設けて、
広い売場面積で、
今までよりも広い地域から
顧客を取り込む。
という戦略に
変わっていったのです。

 

現在、全国の有名な文具店は、
この時期に
大型路面店を展開しているか、
アスクルなどの代理店などを
やっているところが多い。

 

それくらい、この時期の
各社の戦略がその後の運命を
大きく左右しました。

 

前社長(現相談役)である

私の母は、危機感を感じて、
全国の色んなローサイドの
文具店を視察して回っていました。

 

かなりの背伸びでしたが、
大きな借り入れをして
無理をして大願寺店を
オープンさせました。

 

文字通り「社運」を賭けた挑戦です。

 

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※3年前には中も一部リニューアルしました。

 

福井でも

大型のショッピングセンター

「エルパ」が大和田という

田んぼのど真ん中にでき、
福井でも郊外への
モータリゼーションが
ちょうど加速した時期で、
大願寺店の目の前の国道の
車通りが一気に増えた時期でした。

 

そういう意味では、
先代の先見の目が
あったのだと思います。

 

これが、今の
ホリタ文具が存在している
最も大きな理由です。

 

この時に、出店していなかったら、
今のホリタ文具は
絶対にありません。

 

私は、この時期、
高校3年生で、
オープン日は駐車場の整備係に
任命されていたのですが、
バドミントンで
インターハイ出場が決定し、
そして、インターハイの

試合の日とオープン日が重なる。
という何とも空気の読めない

息子。。。

 

堀田家では、この時期、
レジ締め後に
家のカレンダーに
売上を書き込む。
というのをやっていて、

当時本店であった文京店

(田原町商店街)と比較しても、
何倍もある売上に
「すごーい!」と
歓喜したのを覚えています。

 

なつかしいですね。
今からちょうど20年前です。

 

今はそれよりも
何倍もの売上が普通になっていて、
その時のことを思うと
不思議な感じがします。

 

17年前に亡くなった
私の祖父(初代社長)が
今のホリタ文具の

お客様の数と売上を聞いたら、
ひっくり変えると思います。

 

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さて、その大願寺店ですが、
20年の時を経て、
外観を塗りなおすことにしました。

 

11月中旬には、外観の全貌を
お見せできると思います。

(天気次第!)

 

どういうデザインか?というと
それは出来上がるまで秘密です♪


歴史的にも重要ですし、

今は、登記上の本社にもなっていて
本部クルーが結構いるので

会社の機能的にも
とても重要な場所です。

 

 

今、ホリタで活躍しているクルーや、
リクルート学生さんの中には、
小さい頃から大願寺店で
文具買って育った。
という子たちが沢山います。

 

歴史ってすごいな。と思います。

 

支えていただいた、
大願寺の地元の方々に
感謝感謝です。

 

モータリーゼーションが加速し、

アスクルが出てきた20年前が

文具業界の一つの転換時期。

デジタル化が進み、

コロナで消費行動が変わる今は

その時と同じくらい、

いやそれ以上に

重要な転換期に差し掛かっています。

 

外壁の塗装は、
もう一度、初心を思い出し、
次の時代に備え、気を引き締める
良い機会だと思っています。

2020.10.28

依存しすぎない社風

ホリタの基本方針として、
「何かに大きく依存せず、
自分たちでできるようになる」
という考えがあります。

 

何に依存しないか?というと。

 

以下のようなことです。
まとめてみました。

 

◆店創り・ブランド創りを頼りません。

 

・フランチャイズや総代理店をしない。
・デザイン・企画・製作部門を自社で持つ。
・内装・照明などは外注するにしても、
 相場を把握し自分の主張を持つ。

 

◆告知・集客・採用を頼りません。

 

・インショップではなく
 路面店での店舗展開が原則。
・イベント会社・広告会社・採用広告媒体

 との企画・お取引も最小限。

 

◆仕入・売場提案を頼りません。

 

・仕入先を複数持ち、それぞれ使い分ける。
・全てメーカー・卸の提案通りの棚にしない。
 こちらで商品を選定して売場を創る。


◆一定のお客様だけには頼りません。

 

・大口のお客様を増やしすぎない。
・入札での大きい取引をしない。



◆経営判断を誰かに頼りません。

(これは私のことですが)

 

・重要なことは最終的に、
 全責任を背負って経営判断する。
 (会長にすら頼らず、考え抜く)

 

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※メインの売場ですら、企画・撮影・デザイン・販促作成・仕入・陳列など

 全部自分たちで創ります。

 

 

「頼らない」ということには、
それぞれ
メリット・デメリットが

あると思います。

 

デメリットとしては、
・ノウハウがなく、とにかく失敗が多い。
・最初はレベルが低く、なかなか結果が出ない。
・人・マインドが育つまでに、相当な時間がかかる。

 

メリットとしては、
・挑戦し続ける強い組織になる。
・コストコントロールできるようになる。
・応用力が付き、よりレベルを上げていける。

 

時間とお金が許されるのであれば、
メリットの方が格段に大きいと思います。

 

だから、時間をかけて、
頼らない
=独自性を出していく。
ことにこだわりたい。

 

私たちは、ホリタと言う
「ブランド」を
『1から自分たちで』
創りたいんですね。
その信念だけなのですが。

 

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※大きいレイアウト変更も全部朝集まって自分たちで。

 


そうはいっても、以前は、
頼ることがもっともっと

たくさんありました。

 

今も、頼っている
社外応援者(サードパーティー)や

お客様・仕入れ先があります。

 

自分たちに
知識や経験が圧倒的に
不足しているので、
頼らざるを得ない。
という言い方が正しいのですが。

 

その頼り方も、

全て任せっきりにせずに、
自分たちの意見を持つこと。
自分たちだけで

できることを常に探すこと。

 

これが大事だと。

 

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※文具釣りなどの新サービスも自分たちで基本

 企画・デザイン・告知・ブランディングまでします。

 


頼らないと決める。

 

そうすると、
何かと知恵が出て来るし、
アンテナも高くなるんですね。

 

あえて、自分たちをそういう状況に
追い込み、コツコツと取り組む。
それしかないと思っています。

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