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スタッフより毎日のワクワクをお届け!

2018.5.10

中国上海に行ってきました。

先月末、経営者の勉強仲間と、

中国の上海と杭州に行きました。

 

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目的は、「中国の現状に触れ、
世界の流れを知るため」です。

 

小売店を中心に色々と視察を
させていただきましたが、
小売業はこういうところが
ラッキーです。

 

製造業ですと、
コネクションがないと
なかなか中身を
見せてくれませんが、
小売業は、店舗があるので、
どこに行っても勉強できます。

 

中国のビジネスで衝撃を
受けたことは3つです。

 

1、スピード感
2、チャレンジ精神
3、ダイナミックさ

 

「とにかくやってみよう!」
がすごい。。、

 

真似するのが上手い国、
と言う先入観がありましたが、
逆に日本の小売業を
はるかに超えている!と
思える部分が多いことに
びっくりしました。

 

今や、陳列、商品構成、装飾、
内装、IT、オペレーション
全てにおいて、レベルが高い。

 

このスピード感やダイナミックさは
国としての勢いも感じます。

 

中国のあの人口で、
このスピードでこんだけのことを
やられると、日本は追いつけない。

 

そういう危機感を、
肌で感じる結果となりました。

 

逆に、今の日本って
失敗が許されづらく、
慎重になりすぎている。
あれはダメこれはダメで、
閉塞感が漂っているな、

ということもよく見えます。

 

企業も一緒です。
スピード感とチャレンジ精神が
ないと強い組織にはなりませんし、
これからの時代勝ち残れません。

 

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杭州には、世界的な大企業である
あの「アリババ」の本社もあり、
そこも見学できました。

 

中国は、今や紙幣ではなく、
アリババが運営する、
アリペイという電子決済での
会計が殆どで、
これを使って見たのですが、
本当に便利です。

 

そしてちょっと田舎の
小さい商店にまでアリペイでの支払いが、
普及していて驚きました。

 

現金を出すと、
逆に「は?」って感じです。

 

それプラス、アリババは、
上海で試験的に実店舗とECの
オムニチャネルにも
挑戦していました。

 

ネットでも買えるし、
店頭にいっても買える。
そして、
それを配達までしてくれる。

 

半径3キロ圏内だけですが、
30分以内に届ける。
という徹底ぶりで
どこに行くのでも渋滞で、
消耗品を買うだけでも
一苦労の上海の人からすると
大助かりだそうです。

 

そうやって、一つずつ、
お客様や国民の
お困りごとを解決する。

 

そうすることでアリババは、
中国を代表する企業になったのです。

 

自分たちも、常にお客様の視点で、
ものごとをしっかり見れているだろうか?

 

再度重要なことに気づかせてくれた。
そんな企業でした。

 

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今回、小松空港から行きましたが、
本当に近かったです。

 

いつか、社員で行って、
このスピード感、ダイナミックさ。を
見せたい。と思いました。

 

近い将来、「おぉい、上海に
〇〇しに行って来て」と言う仕事が
出てくるかもしれません。

 

とにかく、スピード感、
チャレンジ精神、ダイナミックさ。
とてもいい刺激を頂きました。

 

我々もしっかりやるべきことをやり、

上海に行けるように頑張ります!

2018.5.2

1.挑戦 2.挨拶

今回は、家のことです。

 

先日、我が家に新しい
「約束事」を作りました。

この「堀田家のお約束」は、
家訓というほどのもの
ではありませんが、
会社でいうなれば、
「人事理念」みたいなものです。

 

なぜそのようなものを作ろう

と思ったかと言うと、
子供たちに対して、
教育の指針がないな。
と、ふと思ったのがきっかけです。

 

はて?

私は、
会社で学び、経験し
成長させてもらったことを
自分の家族に
還元できているのだろうか?

恥ずかしながら、

社員さんには、偉そうに
「人間として成長できること。
それがホリタにいる存在意義だ!」
とか言っておきながら、
正直、自分はそれを
家族に還元できていない。

人事理念を実践できていない。
そう思いました。

私は、他の家族に比べて、
子供といる時間が少ないし、
他の私以外の家族に子供を
お願いする事が多い。と思います。


うちも「福井」らしく、

自分の親も含めて、

沢山の大人で子供たちを見守る。
という体制ですので、
何が正しくて、
何がいけないことなのか?
大人も理解できる

「指針」が欲しい。と考えました。



これは実は、会社の組織も
子供を協力してみる集団も
一緒なのではないか。

と思い始めたのです。


会社も一人でやっていれば
問題ありませんが、
複数の人が絡んでやる場合、
登る山が分かっていないと、
うまくスタッフが育ちません。

間違って違う山に
一生懸命登ってしまうスタッフ
さえ出てきてしまいます。

それと一緒で、
子供もどうすることが
父親が良いと思っているか?

伝えてあげないと可哀想だな。
と思いました。

 

いざ、

「約束事」を作ろうとなると、
とても時間がかかりました。


子供にどう言えば伝わるか?

今まで家族として
大事にしてきたことは何か?

 

こういう人間にだけは
なってほしくない!ということは?

 

どういう価値観が
これからの時代求められるか?

 

 

そして、考え抜いて
4つ出来上がりました。

 

今回その中の最初の2つ。

 

それは、

1、挑戦

2、挨拶
です。

(これに細かく、
その意味も書いたのですが、
流石に恥ずかしいので
中身は内緒です)。

ただ、挑戦のところには、
「失敗しても良いんだ」
挨拶のところは
「目を見て自分から」
など。

あら?
どこかで聞いた事があるな・・・

結果的にやはり、会社で私が
大事にしている事が全部、
自分の家の約束事にも、
入ってしまいました。


会社(仕事)を通じて挑戦し、

人間として成長し、
それを自分の家族、

子供の教育で生かす。

 

ホリタで学んだことを

社会や家族で活かす。

 

それが、理想的な会社。

 

それが、

「生き方が徹底している」

ということなのではないでしょうか?

 

 

 

2018.4.18

「撤退」と「集中」

久しぶりに、戦略的なことを
書こうと思います。

 

(ちゃんとこちらのほうも、
勉強しているのだということを
分かってもらわないとね・・・)

 


先日、業績をどんどん伸ばしている

ある企業の経営発表会に

参加しました。


毎年その発表会に
参加させていただいているのですが、
本当に圧巻です。

 

間違いなく、福井の若手経営者
と呼ばれる方々の中でも、
指折りの経営者で、
「人格」と「戦略」、

ともに優れていて

私が尊敬する経営者です。

 

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発表会を聞いた後、
自分と何が違うのか?

自分たちと何が違うか?
真剣にじっくり考えてみました。

 

何に投資するか?を決め、
決めたものに対して、
シンプルに深堀すること。

集中するためには、

捨てるものもないといけない。

 

この「撤退」と「集中」。
これがすごいのです。

 

経営者は、アンテナが高く、日々
色んな案件が舞い込んでくるので、
全部やりたくなってしまいます。

 

そういうチャレンジ精神や

チャンスをテイクする嗅覚は
経営者として大事だと思いますが、
それを全部、やろうとすると
結局何をやりたいのかが
分からないし、
結局何のノウハウも残らない。

 

「二兎追うものは一兎も得ず」
です。

 

今までのホリタは
これに近かった。

 

何でもやります!という姿勢が
逆に「この会社何をやりたいの?」
という風に思われる。

 

そして社内にも何もノウハウが残らず、
属人的になってしまう。

 

横に事業を広げる。
ということと
縦に事業を深堀する。
ということ。

 

横に広げるのではなく、
縦に深堀りすること。が
今の時代は大事なんですね。

 

昔は、経済も伸びていたし、
人口が増え、それに伴い
需要が伸びていたので、
何でも色々やってよかった。


リスクを取って、
早くにやったものが勝つ。

そしてそれなりに存続できる。

ということが往々にありました。

 

ですが今の時代は、
先にやったはいいけど、
戦略がしっかりしていないと
全社員、共倒れになる。

 

全てが垣根なくボーダレスで
需要よりも供給が多い、
オーバーストアーの時代。

 

横に広げて「沢山やっているよ!
良いだろう!すごいだろう!」

 

という時代ではない。
ということです。

 

では、
商品の取り扱いジャンルを

増やすことは、

横に広げている。
と言うことになるのでしょうか?

 

それは商品によります。

 

ホリタの場合は、
学ぶこと・働くことを
応援する企業ですから、
それに伴わないものは、
取り扱いNGです。

 

模索しながら色々ジャンルを
増やしてきました。

 

その中には、

ランチがあり、

バッグがあり、
ハンカチがあります。

 

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これらは、お客様からすると、
文具と一緒にまとめて、
職場で使う用で買いたい。

勉強する場で使いたい。

 

と思ってもらえるジャンル
だから採用しています。

 

これは、
横に広げているのではなく、
縦に深堀りしている。

 

経営用語でいうと、
「業態化」です。

 

「一つの場所で準備したいものが
全部揃う!わぁ、便利!」
という価値の提供です。

 

今、ドラックストアが、
生鮮食品をやりだしています。

 

これも横に広げているのではなく、
縦に深堀りする、業態化です。

 

これは、忙しい現代の女性は、
ドラックストアとスーパー両方
行く時間が惜しい。

 

だったら、
ドラックストアで全部揃いますよ!

 

というお客様の立場に立った

考えから来ています。

 

ドラックストアがここ二十年で
伸びたのは、そういう業態化を
着実に進めて言ったからです。

 

文具屋さんは文具の域を

脱していないのですが、
ドラックストアは薬の域を

脱している。
それがこの差です。

 

 

経営発表会を見て、
如何に自分たちに
「撤退」と「集中」の
戦略が足りていないか?が
良くわかり、深く反省しました。

 

深掘りすると
集中しているからこそ
見えてくるものがあります。
そして、ずっとそれを続けていると
「他社にまねできないこと」
が増えていきます。
いわゆるノウハウです。

 

「継続は力なり」

 

無駄なことにエネルギーを
割くのではなく、
やることを絞って「集中する」
というのが大事なんですね。

 

何に「集中」するかを決める。

そしてそのためにも何を

「撤退」するか?を決める。

 

これは判断を間違うと

大変なことになります。

 

特に、撤退は

新しいやることより、

よっぽど難しいのです。

 

ですが、

これらをより明確にしていき、

私たちも負けないように頑張ろう。

 

そう思いました。

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