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スタッフより毎日のワクワクをお届け!

2020.6.7

店舗が生き残るための4つのキーワード

~リアル店舗はこれから二極化する~


アフターコロナだったり、
ウィズコロナという言葉を

たくさん耳に

するようになりました。

 

リアル店舗(実店舗)は特に、
生きるか死ぬかの厳しい時代に
突入したと感じています。


これからの時代、
2つのことでリアル店舗全体が
大きな危機を迎えることは

確実です。

 

1、不景気の到来
2、消費行動の変化

 

大変恐ろしいことですが
目を背けるわけにはいきません。

 

何とかなるわ。という
楽観的なことは言っておられず、
何とかならない時代に
なると思っています。

 

逆に言うと、
こういう時に人は知恵を出し、
新しい革新的なものを生み出す。
そういう歴史の繰り返しです。

 

いつの時代も生き残るために、
変われるかどうか?

 

おそらく、

リアル店舗はこれから
2極化します。

 

わざわざ行く価値のあるお店か?
わざわざ行く価値はないお店か?


2か月の自粛生活で、
「あれ?意外と家に居ても
楽しめるじゃん」
「何とか暮らしていけるじゃん」
と思った方は多いと思います。

 

人って順応する生き物なんだな。
とそう実感しました。

 

家族みんなでうまく順応して
楽しいことを見出している。

 

働くことも、意外に柔軟に
家で出来ることが分かり、
今一度、今までのやり方を
見直してみよう!みたいな考えに。

 

今までの当たり前が
当たり前ではない世の中に。


もちろん、
ううう、遠出したい~!
飲みに行きたい~!
思い切り買い物をしたい~!と、
2か月間、我慢していた反動から
景気支援策などもあいまって、
しばらくは、
戻ってくるお店も多いと思います。

 

ただ、私が言いたいのは、
先ほどの2つの理由
(不景気と消費行動の変化)で、
完全に戻ることはもうない。
と言うことです。

 

私が、ホリタの「クルー」
に言っている
「これからの4つのキーワード」
というのがあります。

 

(いきなりですが、
「ホリタ丸」という船に乗って、
スタッフ皆で同じ方向に向かって
オールを漕ごう!
この荒波をしっかり乗り越えよう!
ということでスタッフのことを
「クルー」と呼ぶことになりまして)


4月に、これからどうしたら
生き残れるのか?を
本気で考え続けました。

 

そして、

ゴールデンウィークの
Zoom社長塾の時に
皆にどう分かりやすく
シンプルに伝えるか?
を考えた末、以下の4つを
伝えることにしました。

 

・ブランディング
・エンターテイメント
・コミュニティ
・デジタル化

 

※経営のご師匠に
教わったことプラス

自分なりの考えが入っています。

 

リアル店舗として、
この4つを深掘りしていかないと、
生き残れないだろうと。

 


1、 ブランディング

ブランディングというのは、
分かりやすく言うと、
「あのお店、何となくいいよね」
とお客様から思ってもらう
ということ。

 

文具(+その周りの商品群・サービス)を
たくさん売っている。と言う価値は
当たり前で、それだけでは
ご来店いただけない。

 

ロゴやチームカラーなどの
ビジュアルがしっかり揃っている。
ということもそうですが、
クルーの行動や、
クルーの価値観まで
揃っていないと、
ブランドとは認識されません。

 

 

2、 エンターテイメント

 

お店でしか味わえない体験。
=ネットでは味わえない体験。
ということで、
ホリタ文具では、
「ホリタ・エクスペリエンス」
ということを掲げています。

 

格好いい感じですが、
「体験」を英語にしただけです。

 

憧れのスターバックスから、
ちょっとヒントを頂きました。

 

臨場感、その場で、
わくわく感、
人の温かみ、などなど
これからはより、
そういうものをリアル店舗に
求められます。

 

お店側がこれらを
しっかりと狙って「演出」
する必要があります。

 


3、 コミュニティ

 

お店の機能が、
人と人が出会う場所。

 

ホリタが
人と人とをつなぐ場所。
ホリタがご縁を創る。
みたいなことになって行く。

 

ホリタクルーとの
出会い・会話が楽しみ。

 

専門的なことを
一緒に語らいたい。
みたい場を提供することも
リアル店舗の価値。

 

「ホリタ万年筆クラブ」
とか、
「ホリタファンクラブ」
など。
ホリタがコミュニティを創り、
そこで人と人とが触れ合う。
人と人とが出会う。

 

そういう構想も、
今社内では出ています。

 

 

4、 デジタル化

 

これは、AI(人工知能)や
Iotと言ったことを
どう自社に合う形で

取り込んでいくか
ということです。

 

効率を上げるために
必要ですが、
何も、働いている人を
減らすためにデジタル化を
するわけではありません。

 

今まで人がやっていたことで
AIやIotができることは
もうそちらに任せて、
本来、人にしかできないことだが、
今まで、おざなりに
してきたことを
新たに人の仕事にする。
その時間を創るための
AI・Iotです。

 

お客様に価値を伝える
活動であったり、
フレンドリーに
話しかける活動
出会ったりすると思います。

 

 

この4つを重要な
キーワードにして、
できることを一つひとつ、
しっかりと、
周りを巻き込みながら、
応援者を増やしながら、
大きい輪にして
いきたいと思います。

 

 

※最後に4つのキーワードに関わる

ホリタの活動を何点か紹介します。

 

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昨日、インスタライブを開始しました。

 

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ホリタオリジナル商品をお店でPRするために

製造現場を取材しました。

 

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鉛筆神社を手作りで作成して

全店に設置しました。

 

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ホリタギフト北ノ庄店

というコラボ企画が実現しました。

 

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教育委員会やホリタ大學など、

クルーの育成に励んでいます。

2020.5.16

Green組織

「競争」の時代は、
自分たちのノウハウや戦略を
如何に外に漏らさずに実行するか?
というような
経営スタイルが主流でした。

 

昔のホリタもそうでした。
ノウハウや戦略は、
競合に分からないように
隠すもの。

 

ただ、今は、
調べればある程度のことは
ネットに載っていますし、
何より「共生」の時代です。

 

自分たちのノウハウだ
戦略だと言って、
自分たちで何でも抱える。
ということは
=他の人に頼らない。
と言うことになります。

 

スピード感のある
この世の中において、
それでは変化に
対応しきれません。

 

私たちは今、
「オープン型経営」を目指して、
理念やビジョン
それに基づく戦略を
色んなところで発信して、
どんどん「共感者」を
社内外に創っていく。

 

そういう活動を積極的に
行っています。

 

この「ブログ」が良い例でしょう。

 

このブログは、私は、
スタッフはもちろん、
スタッフのご家族とか、
お取引先様、
そしてリクルートを
考える学生さんたちに
私たちの考えを
知ってもらえれば良い
と思って始めました。

 

6年前から開催している
「経営計画発表会」や、
最近、色々と社外で
話をさせていただく機会。
これらも全て、私からすれば、
「共感者」を
増やすための活動です。

 

「オープン型経営」ですから、
会社のことや、
私の人となりは、
できるだけ隠さず、
現実・ありのままを
お伝えし、その上で、
受入れてくれる人と
一緒に仕事をしたい。
と思っています。

 

今は読んでいませんが、
漫画の「ワンピース」に、
学生時代ハマっていて、
自分たちに足りない部分を
補うために、
同じ価値観の人を
どんどん仲間に入れていく。

 

そうか、組織を創るって、
ワンピ―スみたいな感じだな。と。
私は、意外とこれで

納得しています。

 


自分や、自分たちでできることは
たかが知れている。
ということを自覚すること。

 

これには、私は

すごく時間がかかりました。

 

20代後半~30代前半は、
「俺が何とかしてやる!」
とかなり意気込んでいましたので、
そのおかげで、
ずいぶん失敗しました。

 

今は、どちらかというと、
自分でやる。という
「タスク」が減ってきて、
自分がやる!という
ことではなく、
自分よりすごいと思う人に
素直に仕事をお願い
できるようになってきました。

 

自分の能力は、
たかが知れている。
ということがようやく
分かってきたんでしょうね。

 

時々、自分でやりた過ぎて、
やってしまうことも有りますが
これはおそらく性分です(笑)

 

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この前の「Zoom社長塾」で
私が理想とするホリタの組織。
という話をしました。

 

それは「Green組織」
というものです。
(この単元、かなり反応が良かったです)

 

組織の歴史はこうです。

 

【レッド組織】
組織を「オオカミの群れ」と例え、
特定の個人が支配をする。
 ↓
【コハク組織】
組織を「軍隊」に例え、
厳格な階級序列がなされます。
 ↓
【オレンジ組織】
組織を「機械」に例え、
上司の指示で、効率的な
機械のように動く。

 

というような流れで来ました。

 

そしてその次は、
【グリーン組織】です。

 

グリーン組織は、
組織を「家族」に例え、
共有されている価値観に沿って動く。

 

今のホリタは、
これを目指しています。

 

(偶然ですが、

チームカラーと同じ「緑」。
目指せと言われているようです)


でもこれは、
理念やビジョン、ホリタが

大事にする「価値観」があり、
それが浸透していないと、
ただの自由になり、
規律がなくなります。

 

ホリタも、過去何度か
グリーン組織を目指して
試みて失敗してきた
歴史があります。

 

自由にやりたいように。
となって、
人や店舗によってムラだらけ。
となってしまう。
また戻して、
規律を厳しくする。
そうすると、やらされ感になり、
何も考えなくなる。
それの繰り返し。

 

その失敗の中で、
Green組織を目指すうえで
欠かせないのは、
「働く人」と、
「社風」だということを
痛感しました。

 

会社の価値観に共感している
「働く人」
規律を守れるだけの
「社風」
があって始めて、
「ホリタの価値観に沿って
自分たちで考えよ」
と言うことが成り立つのです。

 

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今、社内で
育成のプロジェクトとして
「教育委員会」という組織が

発足しました。

 

これは、私たちが
次のステージに行くために
最も重要な課題で、
自分たちで考えてもらう。
「なぜ?」を意識してもらう。
というのを大事にしています。

 

これも、
そういうことを受け入れる
柔軟で素直な「働く人」が
いることが前提。

 

そして、それを受け入れる
「社風」が前提で成り立ちます。

 

この10年間は、
「働く人」「社風」を
創っていたようなもので、
ようやく今、
教育委員会を中心に、
うまく回り始めた
という感覚があります。

 

教育委員会のメンバーは、
自分たちで、今までの
ホリタの足りなかったところを
見出してどんどん
改善しはじめました。

 

メンバーのバランスも
ともていいのだと思います。
とても私一人では
できないレベルです。

 

何よりうれしいのは、
「私たちがこうするんだ!」
という当事者意識があり、
私の発言を代弁するような
頼もしい発言が多いことです。

 

私の想いを汲み取って
進めてくれるだろう。と
メンバーを信じて、
出来るだけ発言を
しないように心がけています。

 

今まさに、この先の延長戦に
「Green組織」
を少し垣間見ている
気がしています。

 

 

※1つ目の写真はスタッフ育成の場「ホリタ大學 エルパ校」の様子

※2つ目の写真は本部スタジオホリタでの「教育委員会」の様子

2020.5.7

GW社内特別企画「Zoom社長塾」全3回

ゴールデンウィーク期間中、
Zoomで希望スタッフ限定に、
「社長塾」を

全3回・朝30分間、実施しました。

 

なんとなんと、

3回合計での参加者は合計60名!!

 

毎回20名ほどのスタッフが、
参加してくれたのですが、
スタッフは今、パートさんや
アルバイトさんを含めて
全員で40名ちょっとですので、
約半数が参加して
くれたことになります。

 

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この意欲のあるスタッフが、
間違いなくこれからの
「ホリタの強み」になってきます。

 

出席数が問題ではない。
と言っていましたが、
本当に参加してくれるかな?
と毎回直前になると、正直
ちょっと不安になっていましたが、
コンスタントの20名近くが
参加をしてくれて本当に嬉しく
心強く思いました。


開催の目的は、
「コロナのこの時代、
ホリタは何を大事にし

何を目指すのか?
そのために何をするべきか?」
を明確にして、本気で皆で
「世の中に誇れる会社」を創る。
ということです。

 

参加して欲しいスタッフは、
・本来やる気があるのに
頑張り方が分からない。
・なかなかモティベーションを
維持できない。
・会社の進む方向を
納得して働きたい。
というスタッフを対象です。

 

ポイントは、
あくまで「参加自由」であること。

 

私は、迎合(げいごう)みたいな
ものが昔から大嫌いで、
昔から飲み会とかがあると、
誰々が参加するなら。とか
みんな参加しているから。
という理由での参加には
興味ありませんでした。

 

周りに合わせるわけではなく、
「自分の意志で参加する」。

 

自分で選択すれば、
「やらされ感」にはなりません。
これが一番、大事なことですね。

 

その代わり、
身支度をしながら。
車で移動しながら。
子供を見ながら。という
ゆるい参加をOKとして、
できるだけ参加の
ハードルを下げて開催しました。

 

塾の内容は、
・「現況」
  アフターコロナ・デジタル化(OMO)
・「組織」
  Green組織・脱家業
・「小売業」
  SPA・D2C
・「応援者」
  社外のすごい協力者たちの紹介
・「ランチェスター戦略」
  身近なブランドの事例の紹介
というようなことで、
私が一方的にずっと話をする。
というものです。

 

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今回、大きな「気づき」、
というか「反省」が2つありました。

 

① このスタッフは、
興味ないだろう。
理解してくれないだろう。を勝手に
こちらで判断していた自分がいました。

 

今回、主婦パートさんや
アルバイト学生が本当に
たくさん参加してくれました。
子供さんも一緒に聞いていた。
そういう方もたくさんいました。

 

そういう姿を見て、

あぁ、機会を創って

あげられていなかったんだな。

意欲を潰していたな。と思いました。

 

② 自分が思っていることを
意外に伝えているつもりで
伝えれていない。
それ以前に、私の頭の中を
可視化する。ことすらできていない。

 

日頃、考えている量が半端ないので、
いざ分かりやすく
皆に説明しようとすると、
準備するのにとても時間が
かかりました。
意外と複雑に考えていることを
シンプルに人に伝える。
というのは難しいものです。


スタッフが塾の後、
コメントをチャットワークに
くれたのですが、それを見て、
しっかりと話をしたことに対して
反応している姿、
そして、また参加したい!という
前向きな発言を聞いて、
とても反省しました。


これはやらないと
見えてこないことです。
準備が思った以上に大変でしたが、
やったことによって、見えてきたことが
たくさんあり、とても
充実したゴールデンウィーク
期間となりました。

 

ホリタのことを
自分の言葉で語れる
=当事者意識をもって働く
そういうスタッフを増やしたい。
そう切に願います。

 


※話をした内容は、
また別の機会にブログで
紹介したいと思います。

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