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スタッフより毎日のワクワクをお届け!

2020.2.11

無形資産を大きく〜育成への覚悟〜

これからの時代の中小企業は
人がいないと理念やビジョンを
目指すことすら許されない。
と感じています。

 

「人が全て」と昔から言いますが、
この時代、結局回りまわって、
そうだな。と日々痛感します。

 

今までは、お金をかける
即ち投資をすることで
数ある企業が結果を残してきた。

 

でも今は、働くことの
需給バランスが大きく
変化しているので、
いくら良い理念やビジョンを
持っていても、
いくら投資を思い切りしても、
人がいないと実現できないよね。
となる。

 

私が感じるに、それは本当に
ここ半年ではないでしょうか。

 

これからは、規模だけではなく、
中身もしっかりと伴う会社でないと、
お客様から認めていただけない。

 

そういうブランド力のある会社。
ロイヤリティの高い会社しか
生き残っていけない。と
強い危機感を感じています。

 

先日、私がずっと続けている
2つの経営勉強会のうちの一つで、
先生が「これからは圧倒的に
有形資産ではなく無形資産を
多く持っている企業の方が強い」

 

「資産の持ち方を意識しなさい」。
という話を先生がされていて、
ハッとしました。

 

有形資産というと、
不動産・建物・商品。

 

無形資産=信用力・知財・
ノウハウ・企業文化など、
目に見えない資産のこと。

 

見てもわかるように、

無形資産は「人」に
関わることがとても多いです。

 

私が憧れる会社に、
スターバックスと
オリエンタルランド
(ディズニーランド)があります。

この2社とも、
「人」を重視している会社です。

 

一見、スタッフ
(其々の言い方ではパートナー・キャスト)は
楽しそうにイキイキと
働いているように見えますが、
実際に中では、しっかりとした
理念やビジョンや行動指針があり、
育成プログラムがある。

 

その上で、自ら考え
自ら実行させてもらうから
お客様や世間からは、
自由にやっているように見えつつ、
皆スターバックスっぽいし、
皆ディズニーランドっぽい
規律があり徹底されて見える。

 

そしてそのこと自体が
ブランドを創っていく。
そういうカラクリなんだと。

 

ですから、我々も、
「育成」をより強化して、
上記の2つの会社のように

人の温もりのある会社に

しないといけない。
と最近より強く思うようになりました。

 

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ホリタでの私の悩みは、
店舗(拠点)が増えれば増えるだけ、
私の伝えたいこと・
会社が大事にしていること
が薄まっていく。ということです。

 

約1年前までは、全体昼礼というのを、
毎月10年間ずっと続けてきて、
そこに2/3以上の社員に
集まってもらって、
色々なことを「共有」していました。

 

それも今は物理的にも
難しくなってしまいました。

 

年に何回は研修や懇親会などで

集まりますが、それでは不十分。

 

新しい共有の仕方を
模索している中で、つい最近ですが
現在は動画や教材を創って、
それでもって共有していく。
ということに挑戦して始めました。

 

その一つが「ホリタ大学」です。

 

内定者やこれから入る
学生アルバイトスタッフなどに
渡して、ホリタのスピリッツや
価値観・哲学なんかを
伝えて行こうとしています。

 

ホリタの店長会議は
店長が全員女性と言うことも有り
皆、出席者が女性なので、
逆に、個別に男性を集めて
「男塾」というものを
何度かやってみています。

 

これから、いろんな括りで
研修や合宿をして色んなことを
共有する。ということに
チャレンジしていこうと思います。

 

それだけ、スタッフ同士

「共有」することで、
無形資産を大きくしていく。
それが大事な時代。

 

結果的に、その無形資産が
「ブランド」になり、
ホリタを支えることになります。

 

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そうはいっても、

エルパ出店を控えた
現在の繁忙期では
思うように時間を取れないのも事実です。

 

こういう時間が取れないときでも
しっかりと伝える仕組みを

私が先頭になって創りつつ、
閑散期になったときに、
本腰を入れて育成に取り組めるように、
今から準備していきたいと
考えています。

 

ホリタが次のステップに
行くために避けては通れない
超・重要課題です。

2020.2.4

主語がいつだってお客様

この考えを忘れてしまったら、

商売を辞めた方が良い
社長を辞めた方が良いと思っていまして。

 

I主語(私・私たち)になっていないか?
ちゃんと

You主語(あなた・あなたたち)に
なっているか?という話を

良く社内でもしています。

 

自分を中心にして考えた発言なのか?
他人のことを思っての発言なのか?

 

「俺が」とか「私たちは」
というこちらの事情は
お客様には関係ない。ということなのですが。

 

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昨年11月、
インデペンデンツクラブにという
私たちホリタのビジネスモデルを
発表させて頂く機会を頂きました。

 

その準備の段階で、色々と
相談に乗って頂いていた運営側の方に、
ピッチを終わったあと、
色々とフィードバックを頂きました。

 

その中で、

私の良いところということで、
「堀田さんは『主語がいつだってお客様』でした。

その点が最も素晴らしい点ですね」
ということを言って頂きました。

 

「主語がいつだってお客様」

 

この言葉。
格別に嬉しくて今でも覚えています。

 

ただですね。
お客様のためになることを
ずっとやる。って
とても難しいことですよね。

 

「お客様目線」とか
「お客様の立場に立って」とか

「for the customer」って
良く言いますが、
社内事情や世の中の情勢が
刻々と変わる中で、
うまく行っていない時も
うまく行っている時も、
どちらであっても
自分たちの「社内事情」
=主語を自分たちにする(I主語)を
押し通そうとしたくなる

ときがあります。

 

そして、情けないのですが、

そうなっている自分に
気が付かない時が、結構あります。

 

最後、判断に困ったら、
お客様はどう思うか?
お客様にとっていい判断なのか?
ということを考えるようにしています。

 

とにかく

「主語がいつだってお客様」

 

でも、私たちの力が足りずに、
お客様のご要望にお応え
できないことも多々あります。

 

だから、そんなときは
間をうまくとる。ということが
大事なんですね。


これが「経営センス」というか
「経営のバランス感覚」だなと思います。

 

例えば、ホリタで言うと、
「金封に筆で名前を書く」
というサービスが10年前にはありました。

 

これって一見とても親切に見えますが、
皆、習字を習っていたわけではなく
上手ではない。
サービスにムラがあり、
均一に提供できなかったのです。

 

書けるスタッフがいるときは良いですが、
書けるスタッフがいないと
以前はやってくれた!
スタッフの〇〇さんはやってくれた!
となる。

 

「全員が出来なければサービスではない」
ということで辞めました。

 

ただ、その時に
手が震えるお年寄りのお客様が
どうしても手が震えるから
どんな字でも良いから書いてくれ。
というご要望がある場合は、
「うちはルールですからできません!」
ではなくて、それは
書いて差し上げればいいと思います。

 

この間を取るのが難しい。

 

でもそれが、お客様の立場に立つ。
お客様に寄り添う。
ということはないかと思うのです。

 

私の周囲にいる経営者の方の中で

素晴らしい成果を
出されている方に共通しているのは、
「お客様の立場に立てる」


そして、
「お客様のご要望に
お応えできないときは、
間を取って素晴らしい最適解を出す」
という点だと思います。

 

素晴らしい最適解は、
お客様も社内も世の中も、
周囲を納得させて前に進める。
ことができる。

 

そういう経営センスを磨きたいな。
と思います。

 

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現在、ホリタ文具は
エルパ店出店準備の真っただ中で、
打合せだらけの
非常に慌ただしい毎日です。

 

既存店も限られた戦力の中で

頑張ってくれています。

 

「私たち」の自己満足ではなく、
「お客様・福井の方」が
求めているものを提供したい。

 

どういう価値を
お客様が求めているか?
その視点だけはブラさないように
新店準備をしていきたいと思います。

 

「主語はいつだってお客様」
こういう繁忙期だからこそ
それが試される時です。

 

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※看板のイメージだけこっそり先にお店します(^ ^)

2020.1.19

ホリラボの新しいホームページができました!

学校でも塾でもない第3の学びの場
「ホリラボ」の新しい
ホームページが構想から約1年かけて

ようやく完成しました。

 

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ホリラボができるまでの背景と

ここまでの歩みを

今回お伝えしようと思います。

 

【ホリラボの歴史】

 

前身は2018年10月から始めた

「わくわくホリデー」という
名前のワークショップです。


とりあえず毎週やってみよう。
ということで、花堂店の一角で、
『福井高専』の学生に
インターンシップという形で、
協力してもらいながら

子供たちが楽しめる

ワークショップとして始まりました。

 

「ホリラボ」として始めたのは、
約10か月前の2018年3月。
鯖江店のオープンと共に、
『関西学院大学』の二人の
長期インターンシップ生と
取り組みました。

 

そこから、『福井大学』の
国際地域学部の先生と連携して、
PBLという課題探求型授業として
少しずつですが学術的な見地、
それも子供の教育という観点から
見てどうか?を議論して
学び内容を試行錯誤してきました。

 

そして昨年末からは、
学術的な見地といっても、今度は
芸術的な観点から見てどうか?
ということで、私の
ビジネスプランを公に発表する
ピッチ登壇をご縁に、
『金沢学院大学』の棒田教授と
その学生と連携をして、
色々と議論を深めてきました。

 

福井高専
関西学院大学
福井大学
金沢学院大学
こうやって見ると、
このプロジェクトは、
学生との連携の歴史でもあります。

 

今は、他にも色んな方々が
この思いに共感し、
協力してくれています。

 

色んなマスコミの方に、
注目して頂いてメディアに
取り上げていただいています。

 

そうやって、
たくさんの方々に関わって、
ここからが本当に新たなスタート
という気持ちです。

 

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【ホリラボを始めた経緯】

 

そもそも何のために
この「ホリラボ」を始めたか?

 

それは、まず
「リアル店舗としての危機感」
からです。

 

私は、この2年間ほど
(特にこの1年間で)
小売業の取り巻く環境が
劇的に変化したな。
危機感を抱いてきました。

 

・EC(ネット)の台頭
・AIやIot技術の進化によるデジタル化
・人口減少による市場縮小
・消費者行動の変化
・採用の需要と供給のアンバランス

 

上げればきりがないほどの

こういう劇的な変化に対して、
このままの「昭和」なやり方では
絶対に会社は存続できなくなるな。
と強い危機感を抱くようになった。

それが始まりでした。

 

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実感として

今までのようにたくさん商品を並べて、
「色々揃っています!
どうぞご自由にお取りください」
というような「待ち」の姿勢では、
通用しなくなっている。
ということです。

 

私たちは、「学ぶ」や「働く」を
頑張っている人たちに、
品揃え以外で、価値を
感じてもらわなければ
生き残れない。と。

 

それで、鯖江店の出店決定の
ずいぶん前から、
「エンターテイメント企業へ」
ということを掲げ、
準備をし始めたのです。

 

「学ぶ人」「働く人」たちに、
わくわくする
「時間」や「空間」を提供して
差し上げたい。

 

そのために、私たちが、
強みである文具を柱にしつつ、
何ができるだろうか?
ということで考えて、
出来たのが、
「ホリカフェ」であり、
「ホリデモ」であり
そして「ホリラボ」なのです。

 

ホリラボの場合、それが
・福井という地方でやること
・文具店という敷居の低い場所でやること
・縛りがなく気軽に参加できること
・定期的に継続してやること
・思い付きでは一貫性を持たせてやること
などに意味がある。と考えています。

 

そして、子育て世代のため。
これからの激動の時代を生き抜く
子供たちのため。

という一心でここまで創りました。

 

ホリラボに関しては、

最初、お金をかけて広告をして。
ということは考えていません。

 

とにかく「学び」の内容を
充実させて、参加して頂いた
子供たちの満足度を上げて、
リピーターと口コミを
増やしていきたいと考えています。

 

皆さん、今後とも
「ホリラボ」をよろしくお願いします!

 

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新ホームページは、こちらをクリック!

 

https://horilab.net/

 

 

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