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スタッフより毎日のワクワクをお届け!

2019.6.11

当事者意識

何事も「当事者意識」が
大事ですよね。

 

私がお世話になっている
勉強会で塾長は
「会社で、限りなく
会社のお金と自分のお金の
金銭感覚が近い人を増やしなさい」
と、仰います。

 

会社のお金を、自分のお金のように
大切に思っているか。
ということです。

 

ホリタでは当然、社長の私が
最も会社のお金と
自分のお金の金銭感覚が近いです。

 

(誤解のないように言っておきますと、
会社のお金と個人のお金を
ごちゃまぜに考えて公私混同
させるということではありません)

 

これは、「コスト意識」
とも言えるかと思います。

 

他のスタッフが、
コスト意識がなく無駄遣いをしている
のを見ると、自分のお金を
勝手に使われているような感覚になり、
正直、オイオイ!と思います。
(器が小さくてすみません)

 

「コスト意識」というのは、
物のコスト意識と
人のコスト意識です。

 

無駄な経費を使っていないか?

 

袋一枚使用することもそうです。
社内の書類を回すのに、
お客様にお渡しする綺麗なレジの袋で
回しているのを見ると、
業者からもらった封筒
で良いのに・・・。
これ3円もするのになぁ・・・
と思ってしまいます。

 

人のコスト意識ということで言うと、
自分の働いている時間の
生産性を高めようとしているか?

 

自分やチームのメンバーで
ぼ~っとした時間がないか?

 

人が多くなってくると、
そういうのを見落としがちですが、
いつまでもこれを良しとしていると
組織としては「拡大」ではなく、
「膨張」になってしまいます。

 

 


これは、福井の経済などを考えるときも
そうではないでしょうか?

 

福井という地域や
日本という国、
世界というものに、
当事者意識を持てるかどうか?
によって、
モティベーションも変わるし、
生産性も変わる。
物の見方も変わると思います。

 

福井をよくするにはどうしたら良いか?
という答えはとても簡単です。

 

それは、会社を良くすること。
会社を通じて福井に
日本に貢献すること。

 

そういう当事者意識を持つこと。
そういう人がどれだけいるか?

それに尽きると思います。

 

もちろん、地域貢献活動
と言われるものもありますし、
素晴らしいことをやっているな
とは思いますが
根本的に良くするのは、
はやり企業だと思います。

 

当事者意識をもって、
しっかりと福井に貢献できる企業を
創っていきたいと思います。

 


それと「当事者意識」というのは、
自分が選択して歩んでいる人生に対して
自分で責任を持つ。
ということだと思うんです。

 

そうすれば、自分が選択したことで

結果うまくいかずに相手のせいにする。

ということにはならないのでは

ないでしょうか。

 

今の時代は、会社が。。。

とか相手が。。。というふうに、

自分の人生なのにも関わらず、

自分の人生の選択の結果にも関わらず、

人のせいにしても良いという風潮に

あるような気がしてなりません。

 

「誰かがやってくれるだろう」
ではなく、
「自分が選んだ人生だ。
何とか自分の力で運命を切り開こう!」
それくらいの「気概」が

必要だと思うんです。

 

当事者意識という意味では、
大企業よりも私たち中小企業の方が
その意識は高くなる傾向にあると思います。
それが中小企業で働く意義かなと思います。

 

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先週、「未来旅行2019」
ということで、まずはA班の社員と
東京銀座・目黒・横浜へと、
目指すべきものを共有するために
お店の視察ツアーをしました。
(明日はB班です。同じコースです。。。)

 

社員の中で、自分たちがホリタを通して、
福井を良くするんだ!
自分たちがホリタを良くして
自分の人生を切り開いていくんだ!
という当事者意識が
芽生えてくれることを願っています。

 

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2019.6.5

他社と「毛色」が違う

ある大阪で開催される文具卸問屋の

見本市に、ここ8年間くらい、
年に1・2回の頻度で、
車で私が運転して社員さんを
連れて行き続けています。

 

昨日も車で総勢6名を連れて
行っていたのですが、
そこにいるあるメーカーさんに、
昨日、とても嬉しいことを
言っていただきました。

 

「あ、社長!
偶然今、うちの同僚と
ホリタさんの話を
していたんですけどね・・・

 

ホリタさんところの社員さんって、
みんな熱心で且つ低姿勢ですごいよね!
という話をしていたんですよ。

 

新人さんとかに
名刺を出される前から
『あ、ホリタさんの社員かな?』
と思うと、大体当たるんですよ~。
だって、ホリタさんだけ
『毛色』が違いますもん!」

 

という話でした。

 

これは最高の誉め言葉だな。
と思いました。

 

これは一朝一夕では無理なことで、
8年間続けてきている

からこその成果です。

 


見本市に行ったときに、

誰よりも情報を仕入れようとする姿勢。
最後の最後まで時間を使って粘る姿。

 

私も、会場のどの小売業よりも
ホリタの社員さんは、
熱心に取り組んでいると思います。

 

(もちろん、他社に比べて、
社員の平均年齢が若く、
経験が浅い分、
足で稼がないと結果が出ない。
という悲しい事実もあります)

 

例えば、これが
社員さんだけで行っていたら
どうでしょう?
車ではなく、電車で行っていたら
どうでしょうか?

 

それは、絶対に
こういう社風になっていないと思います。

 

行き帰りの車内でする
真剣な話。たわいもない話。
そういうことから生まれる
「一体感」というものを
大事にしてきました。

 

こういうものをずっと
大事にしてきたからこそ、
「せっかく来たからには、
何か得て帰ろう!」
「お店を守ってくれている
人にも還元しよう」
とみんなが必死にもがくのです。

 

いつしかそれがホリタの

当たり前になりました。

 

そういう「社風」。

 

これが「蓄積」することによって
生まれた「他社にない『毛色』」です。

 

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もう一つ、最近、
「蓄積」によって生まれた
「他社にない『毛色』」だ
と思うことがあります。

 

それは、
リクルート活動による「採用」です。

 

これも少しずつですが、
「蓄積」による効果が出始めています。

 

約4年間、私が最前線で
採用に関わってきました。

 

懲りずに何十回、同じ話をしたか
分かりません。

 

やっているうちに、
教育よりも採用が大事。
価値観を合わせるように
教育することより、
価値観の合う人を探すことが大事。
ということが腹に落ち、
「ホリタの価値観」を積極的に
話しするようになりました。

 

リクルートは、

自分たちの価値観を深く考える

しいてはホリタの哲学を考える

良いきっかけになっています。

 

今は、その価値観に共感した
採用チームのスタッフが
リクルート活動をする学生に
言うようになり、
価値観が合う人だけが
集まってくるようになりました。

 

これが第二の
「蓄積」することによって生まれる
「他社にない『毛色』」です。

 

本日、内定者懇談会を開催し
来年4月に入社予定の
3名の学生に参加して頂きました。

 

今日、学生が3名集った姿を見れて、
とても幸せでした。

 

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(懇親会恒例の知育玩具「コリドール」ゲームを

内定者の学生さんにも体験してもらいました)

 

最終的に私たちが目指すのは、

これらのホリタ独自の毛色が、
「誰も追いつけない領域」
になることです。

 

それには「蓄積」しかない!
と改めて、昨日の大阪の経験と
本日の内定者懇談会で痛感しました。

2019.5.28

「パイロットコーポレーション」という会社

今回は、筆記具を代表するメーカー
「パイロットコーポレーション」さん
のことを書こうと思います。
(以下呼び捨てにさせてもらいます)

 

あまりブログでこうして
個別企業を取り上げることが
なかったのですが少しずつ、

文具メーカーにも

すごい会社があるということを
伝えていきたいと思います。

 

立場上、業界のそういう会に
招待されることがあったり
工場に視察に行ったりと、一番
すごみを感じることができる
ポジションにいるので、
私には伝える義務があるな。と思います。

 

一番目に紹介するのがなぜ
「パイロットコーポレーション」なのか。

 

それは先日、パイロットの
100周年記念式典に
お招きいただき行ってきたからなのですが、
何よりも、文具業界を代表する
「超」優良企業だからです。

 

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パイロットは、

創業者が船乗りだったことから

そう名付けられました。

 

パイロットといえば、
「フリクションボールペン」
「ドクターグリップ」
「万年筆」などで有名です。
誰もが一度は使用したことがあるような
ヒット商品を数多く輩出しています。

 

それで、業績は年商1000億
そして注目するべきところは、
営業利益で、なんと210億!

 

営業利益率約20%と、
驚異的な数字です。

 

なぜそれだけ、利益が出るか?
というと、それは
「マーケットシェア」をもっているからです。

 

国内ではもちろん1位。

二位の「三菱鉛筆」に

大差をつけてダントツの1位で

世界でも12パーセントのシェアがあり、
2017年には、売上で世界一になりました。

 

今後も、自分たちが設定した
「カテゴリー別」と「地域別」で
トップシェアを取っていく。
ということを式典で社長が
仰っていたのが印象的でした。

 

世界には、
アメリカのクロス

イギリスのパーカー
フランスのBic・ウォーターマン
ドイツのファーバーカステル
ステッドラーなど
数々の有名メーカーがありますが、
これらの筆記具メーカーを差し置いて
パイロットは利益を

伸ばしつづけているのです。

 

起爆剤になったのは、
あの消えるボールペン
「フリクションボールペン」。

 

フリクションは全世界で
累計30億本も売られています。

 

従来、ボールペンに「消える」という
概念がなく、パイロットが
「消える」という概念を
新たに創出しました。

 

実は日本よりも
海外の方がたくさん売られていて、
例えば、フランスの子供たちは、
みんなフリクションを使っています。

 

フランスには「えんぴつ」という文化がなく、
小さいころからボールペンが主流です。

 

ですからフランスの子供たちは、
従来から修正液も持ち歩いていた。

 

そこに消えるボールペンが現れ
消すものいらないじゃん!「便利!」
となったわけです。

 

この爆発的な発明が、
今のパイロットの躍進を支えています。
(他にもすごい商品がたくさんありますが)

 

このフリクションの開発には
数十年の月日を費やしている。
というのを聞いたことがあります。

 

何事も、「継続すること」
=一つの物事を突き詰め探求すること
が大事なのだ。ということを
パイロットという会社を見て感じます。

 

実は、今でこそ
輝かしい実績を持つ企業ですが、
昔はそうではなかった。と、
式典に参加した同じテーブルになった
80歳の大先輩の経営者が教えてくれました。

 

かなり業績が悪かった
ときがあったそうです。

 

それでも貫いてきたこと、
それは、パイロット創業当初からの
「基本理念」である、
「三者鼎立」(さんしゃていりつ)
という言葉です。

 

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パイロットコーポレーションホームページより

 

「使うもの・売るもの・造るもの
いずれかが損をし、得をしても
許されるものではない」
という創業当時からの基本理念です。

 

これを苦しい時も
守り続けてきたところに
この企業の強さがあります。


実は、パイロットの製品は、
100円均一で売っていません。

 

これは、苦しい時にも支えてくれた
販売店を大事にし、
その販売店と一緒に成長したい。
という感謝の気持ちの表れだとも
言われています。

 

すごい話ですよね。
そういうところに卸せばもっと
簡単に売り上げが挙げられたのでしょうが。

 

毎年、パイロットのこういう式典に
参加させていただいていますが、
今回の100周年という一大式典に参加して
改めてそのすごさが分かりました。

 

「パイロットコーポレーション」さんは、
何事も、一つの物事を突き通す。
信念を突き通す。
ということが大事だということを
教えてくれる会社です。

 

結果的にそれが世の中の

筆記の概念を変えた。ということです。

 

どうですか?いい会社でしょ?

 

皆さん、よりパイロットが
好きになっていただけましたか?

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